抗ガン剤で殺される

ふたごです。


古本屋で、こんなタイトルの本を見つけた。


『抗ガン剤で殺される』(船瀬俊介著 花伝社)。


内容を読むと、今まで全く知らなかった事実が書かれていた。
日本の医療全てを疑いたくなった。


この本を読んでいて、ふいについ先月にガンで亡くなった友人のことが思い出され、なんだかすごく悲しく、いたたまれない気持ちになった。


日本で主流になっている抗ガン剤と放射線治療は、実は強い発がん性を持ち、患者自身が持っている免疫力を著しく低下させ、その結果感染症などにかかりやすくなり、逆に死を早めてしまう治療法だということ。


いま一番使われている抗ガン剤は、WHO指定の第一級の発がん物質からできていて、投与すると他の臓器に新たながんを発生させる危険性があるということ。


国が認可している抗ガン剤の有効率は、全体でわずか10%足らずだということ。


しかも認可の基準にトリックがあり、4週間投与して、少しでもガン細胞が縮めば、それは「有効」と判断されて世の中に出回るが、実際長期に渡って投与を続けると、ガン細胞は耐性を持ち、リバウンドしてまた大きくなる、ということ。


日本ではほぼ100%を占めるこの治療法が、アメリカなどではすでに取り入れられなくなってきており(カナダではわずか5%)、その結果、アメリカではガン死亡者数が急速に減り始めているということ。


そんな危険な治療法が、なぜ日本では主流になっているのか。


ご多分にもれず、ガン産業という巨大な利権が絡んでいるためだという。


思えば、日本には不安をあおって儲けようとする商売が多い気がする。


人間の心理として、不安をあおられるととたんに怖くなる。


「ガンになったら手術と抗ガン剤と放射線治療とで、こんなにお金がかかりますよ。だから保険に入りましょう。」


これで、保険会社も医師も製薬会社も、それを認可している国もみんなが儲かる。


医療費年間15兆円の暴利。


そりゃあ日本の経済は活性化させなければいけないし、国の財源確保だって必要だ。



でも、ふと思う。


誰のための、経済?


誰のための、国?


国民ひとりひとりが、健康でこころ豊かに生きられて、その一生を終える、ということが、一番大事に考えられるべきじゃないの?



現在、日本では年間25万人以上のがん患者が亡くなっている。


その実際はほとんど、この「治療」によるものだと著者は書いている。


どうしてこんなことがまかり通っているんだろう。


この本に書かれていることが100%正しいと言える確証はないが、この事実を亡くなった友人に伝えることができたら、何かが変わっていたかもしれない。


いま日本ではびこっているこの治療方法がいかに危険であるか(この治療を施している医師自身、ほとんど効かないことを知っているから、自分がガンになったらこの治療はしないそう)、説明して説得すればよかった。


抗ガン剤や放射線治療のほかにも、治療方法はたくさんあるという。
ガンは、薬なんかに頼らなくても、リラックスしたストレスのない生活、ガンの再発を抑制する食生活で自然とその勢力は弱くなり、余命宣告を受けた患者でも、がんを切らずに十数年生きている人もいる、という。


体の抵抗力も低下し、髪の毛も抜け落ち、ボロボロになって亡くなってしまった彼女...


違う治療方法を、最後まで人間としての生き方をまっとうできる、がんとの付き合い方を提示してあげられればよかった。


何故もっと考えて教えてあげることができなかったんだろう思うと、悲しくて、悔しくてたまらなくなる。



大切な、友人の死のこと。


すごく無念で、なんだか悔しくて、まだ全然受け入れることができないでいる。



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このページは、cmemberが2012年8月 8日 08:50に書いたブログ記事です。

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