仕事ではありましたが・・・。

先日、ある自転車のフレームを製作しているメーカーさんの
製品カタログを担当させていただいた。
そのメーカーさんのフレームはカーボンクロスを使用していて、
いわゆるモノコック構造の製品が多い。

自分も自転車を趣味にしている者として見てみると、カーボンフレームは魅力的だ。
一番の魅力はその軽さだろう。6〜7Kgの完成車が実現可能なのだ。
いわゆるママチャリと呼ばれるお買い物自転車の重量はご存知だろうか。
ほぼ上記のカーボンフレームを使用したものの倍かそれ以上だ。

自転車のフレームはまだまだスチールが多い。
スチールはフレーム製作の素材としては歴史が長いのだけれど、
測定する技術レベルが上がっている現在、
試行錯誤を繰り返してきたスチールフレームの進化のスピードから比べれば、
カーボンフレームのそれは圧倒的に速い。
カーボンモノコックフレームの製品は製造する行程が
手作りに近いので、高価なものが多い。
それだけにホイホイと簡単に短時間のうちに製造できるものでもないのだ。
それが価格に反映するわけだ。

とはいえ、冒頭で触れた得意先様のように、企業努力で
高価なカーボンを比較的手に入りやすい価格にして
販売しているのが現状だ。

ホレームの素材は他にもあって、
ジュラルミン(アルミの合金)、チタン、ステンレスなどが製品化されている。
変わったところでは木材等も製品化されている。

発売当初に比べると、高価とはいえ、かなり価格が下がってきている。
企業努力は勿論だが、購入する層も増えていることも無視できないと思う。
自転車の素材もこれからどう変わって行くのか、
新しい素材も出てくるのだろうか。そして価格は?
落ち着いたかと思っていたこの業界からまだ目が離せないようだ。

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このページは、cmemberが2012年12月17日 08:57に書いたブログ記事です。

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