教えたがり

text by 赤様

人間は基本的に「教えたがり」だと僕は思います。
だって、聞いてもいないのに口を挟んでくる人って、
よくいませんか?(笑)

彼らは優越感を持ちたいのか、
はたまた相手の力になりたいのか、
理由は人それぞれだと思いますが、
学校でも職場でも、こういう人、どこにでもいます。

かくいう僕もそうかもしれませんが、
ま、それは置いといて。(笑)

聞けば親切に教えてくれるし、
こういう存在はホントにありがたい。
でもときどき鬱陶しいですが(笑)、
たぶん、これは人間の本能なのでしょう。

最近、日本でもボランティアが根付いてきていますが、
この人たちって、
まさにボランティアだと、僕は思うのです。

ところが、知識や情報を得ようとすると、
これが、市場では商売になってしまいます。
僕はこれが不思議でなりません。
世の中にこれだけ教えたがりが存在するにもかかわらず。

需要と供給という見方で考えると、
まだまだ供給が足りないのでしょうか。
それとも人間の知識欲は、それ以上に計り知れないのでしょうか。

知識や情報は、
本を買ったり学校に通うなどして、その分、金を払います。
これを高いと思うことはあっても、
金を払うこと自体に疑問を抱く人は少ないでしょう。
でも、教えたがりには絶対に金など払わない。
請求されても払うもんか!(笑)ってな感じです。

でも、そうです。そこなのです。
知識を得るのに、本来、金なんか必要ない、と僕は思うのです。
そこで、教えたがりボランティアを、
もっと活かすべきだと思うのです。

日本は、生活水準が高くなったとはいえ、
低所得を理由に学べない人もまだまだいますし、
小遣い制のお父さんだって向学心はあると思います。

そう考えると、
知識を身につけて社会貢献したいと思っている人の意志を、
活かせていないと言えますよね。

せっかく学びたいという需要と、
教えたいという供給が揃っているという現状があるのです。
これを活かせないのは、
社会としてマイナスではないのか、
とさえ僕は思ってしまいます。

ちょっと大袈裟ではありますが、
これはマジメに考えるとちょっと面白そうだなと、
僕は秘かに思っています。

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このブログ記事について

このページは、cmemberが2014年10月 3日 08:54に書いたブログ記事です。

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