臓器提供カード

text by 赤様

zoukicard01.jpg

こんなカードみたことありますか?

臓器移植法が成立して、
今年で20年になるそうです。

そのとき同じくスタートしたのが、
臓器提供意思表示カード。

zoukicard02.jpg


僕のは、そのスタートのときのものなので、
今のとはデザインが違います。

死んでしまった人から、
臓器を提供したい意思は発せられないので、
常にその意思を示したものを携帯しよう
という趣旨のもの。
今では、健康保険証や運転免許証にも、
その記入欄がありますね。

でも、日本の臓器移植の数は、
他の先進国に比べて圧倒的に少ないのだそうで・・・。
では、いったいどのくらい少ないかというと、
それを表したのが下の数字。

主な国別の臓器提供者数(100万人あたり)
スペイン39.7人
ベルギー32.4
アメリカ28.5
フランス27.5
イタリア22.5
イギリス20.2
ドイツ10.8
韓国10.0
中国2.0
日本0.7
(国際臓器提供移植登録調べ)

こうみると、ホント圧倒的。。。

法律とか倫理とか、
専門的なところは詳しい人にお任せするとして、
では、何がイケナイのか?

ネットで少し調べてみましたが、
全国約900の救急病院のうち、
体制が整っている医療機関が4割ほどしかない。
それが最も大きいらしい。

基本的に、
現場の医師がその意思を確認するそうですが、
そういう現場は忙しいし、
また、それまで命を救う努力をしてきたのに、
「そのとき」になって臓器提供の話しを持ちかけるのは、
いかがなものか・・・、
というのがあるようで、
専門的な人を置くことが検討されているそうです。

まあ、環境の整備は偉い人に任せておいて、
とりあえず僕らに出来ることがあるとすれば、
それは、あらかじめ意思表示をしておくことなのかな。。。

せっかく制度として確立しているのだから、
これがしっかりと機能して、
より多くの人たちが救われるといいですね。




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このページは、cmemberが2017年11月10日 09:00に書いたブログ記事です。

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