text by 赤様
40代、50代ともなると、
みんな身体のどこかが悪くなってるものです。
それくらいの歳の人が集まると、
だいたい病気自慢が始まります。
子どものころは、
なぜそんな話しになるのかわかりませんでした。
でも、健康診断で「問題なし」の人でも、
やっぱり身体のどこかが悪かったりします。
完全な健康体の人なんてなかなかいない。
腰が痛い、肩があがらない、胃腸が不調、血圧が高め、、、。
その種類の豊富なこと。
健康に気をつけて運動してたって、
鍛えられない部位はたくさんあるのです。
でもみんな恥ずかしいからなのか、
隠すから語られず、語られないからノウハウ化されず。。。
この痛みには○○をした方が、、、
その症状には○○を飲んだ方が、、、
あの予防には○○を食べた方が、、、。
そうした対処の仕方が語られてはいるものの、
口コミの域だったり、医学的な検証結果ではなかったり。
信憑性がどうなの?と思うことが多くありませんか?
で、いざ調べてみると、
だいたい製薬メーカーのサイトにぶち当たり、
あちらも商売なので、弊社の○○を買いましょう!
が結論になっていてウンザリしてしまうのです。
経年劣化はしょうがないと思うのです。
仕事して、通勤して、食事して、
僕らの身体は文句も言わずがんばってます。
でも身体は毎日細胞分裂して、新陳代謝して、
新しい細胞に入れ替わってるのに、
なぜ痛みや病気は継続するのでしょうね。
せめて、各自が痛みを隠さずノウハウ化していったら、
後の人たちが助かるのかな、とは思うのですが。。。
今、若い人たちも、
そういう歳になったら、
いつのまにか同じような話しをするようになるので、
気をつけましょうね。笑
text by 赤様
水道管が危ないらしい。
日本全国で年間2万件の破裂があるそうだ。
高度経済成長の時期に全国に一気に敷設され、
格段に生活がしやすくなった。
しかし、一気に広がったことで、
奇しくも老朽化の時期が同じで、
今、多くの水道管が変えどきにきている。
でも行政側は手がまわらず、
水道局も補修の予算取りができていないらしい。
そんな状況を聞くと、
経済対策と言う名の給付金のばら撒きより、
そっちの方が大事じゃないのか!と思ってしまう。
どこの自治体の長も、
そんな事態はわかっているはずだが、
水道料金の値上げを公言すると
選挙に通らないと思っているのだろうか、
いつの間にか先送りされてきたのだそうだ。
そんななか、岩手県矢巾町では、
「こどもたちのために値上げすべき」と住民が動き出した。
そんな取り組みをフューチャーデザインというらしい。
人口減少で財政難という自治体も増えていて、
この事態は決して対岸の火事ではないのだそうだ。
そんなニュースをみて、
あれこれ考えていた先週末、
帰宅して洗面所で顔を洗っていると、
突然「ぷすっ」という音がして水の勢いが弱くなった。
根本のところから水が漏れていた。
そんな事態なので僕のウチの洗面所は使えず、
今度の週末、ようやっと業者に修理してもらう。
不自由になって初めてわかるありがたみ。
経済対策よりも、軍事費よりも、
水の方が大事です。
人間、水がないと生活できません。
text by 赤様
先日、海洋ゴミについての講演を聞いた。
なかでもフォーカスしていたのがマイクロプラスチック。
SDGsなどの活動で、
盛んに言われているのはご存知のとおり。
「マイクロ」と言っても、
そんなに小さいものは見つけるのも拾うのも難しい。
だから有識者のあいだでは、5mm以下のものと定義されている。
元は大きなプラスチックだったのが、
魚たちに噛み砕かれるなどしてどんどん小さくなる。
小さくなったものを回収しようとしても、
海で網を引きずっても、網の目にも限界がある。
だから大きいうちに拾いたい。
また、船での回収は、
船を走らせる費用、燃料を使うというエネルギーの問題、
排出されるCO2の問題などなど課題がたくさんあって、
それらを考慮すると、見合うものではない。
よって、一般市民がゴミを出す段階で回収するのが一番効率がいい。
他には、
これまであまり意識していなかったことも聞くことができた。
まずひとつ目が、お菓子の袋。
袋の表記をみると、ほぼほぼプラスティック製というマークがある。
この袋をあけると、細かいプラスチックが空気中に飛び散るらしい。
それがどの程度のものか、まだわかっておらず、
研究している方たちがいる。
ふたつ目は、ペットボトルの中身。
ペットボトルの飲料に、
マイクロプラスチックが入ってないとは言い切れない。
これもまだ検証中。
みっつ目は、衣類。
ポリエステルなどプラスチック成分が混在している衣類が非常に多い。
特に衣類は繊維なので、そのくずも注意すべき。
だから洗濯機のネットは必須なのだ。
でも日本製、アメリカ製の洗濯機にはネットがあるが、
欧州製にはついていない場合が多い。
そんな状況下で暮らしている僕らも、
まず間違いなくマイクロプラスチックが体内に入り込んでいる。
人間だけでなく、ほとんどの動物(魚も鳥も)の体内には、
入ってきていると言っていい。
でも、体内に入ってから、
概ね24~48時間で排出されるのであまり心配しないでほしい。
講演で聞いたなかで、
僕が印象に残った事柄は上記のとおり。
しかし、その講演者が最後に大事なことを言っていたので、
付け加えておきたい。
プラスチックが良くないからと言って、
それを使わない、排除しようとする意見は短絡的すぎる。
プラスチックならではの良さがあるので、
必要ならばちゃんと考慮して使えばいい。
ただ、その処分の仕方やリサイクルの仕方を、
使う側がちゃんと考えなければならない。
text by 赤様
ラグビーW杯が盛り上がっています。
開催地のフランスには、
日本から多くのファンや記者たちが、
訪仏しているようです。
現地に行った記者さんの話しを、
ラジオ(ポッドキャスト)で聞いていると、
運営に対する不備がたくさんあるようで、
ムムムム、、、となっているようです。
時刻表に出ているバスが来ない。
宿の予約が無効になる。
打合せ会場や時間が急に変更になる。
などなど。。。
海外のお土産話しとしてよく聞く事柄ですね。
僕らも遭遇しかねないトラブルです。
だいたいそういう事態で文句言うのは、
日本人か南米系の人たちが多いんだそうで、
現地の人たちはもう慣れた様子で微動だにしない。
その記者さん曰く、
「あちらの人たちは、
仕事するのが苦手なんじゃないか」と諦め顔。
それに比べて、
日本で開かれた前回大会は、
ホント行き届いていて素晴らしかった、と。
でもでもでも、、、
そればっかりではないようで、
あちらの人のいいところはちゃんと評価しています。
人としては、ホント親切でいい人が多いと。
おそらく仕事を離れたところでは、
ポジティブで器量のある人たちなのでしょう。
大きな荷物を持った華奢な女性に手を貸す男性を、
日本でも見かけますが、
普通の成人男性が大きな荷物を抱えてても、
手を貸そうか?と、気を使ってくれるそうです。
横断歩道では、車はほぼ止まってくれるし、
エレベーターでは誰でも挨拶してくれるし、
子どもやお年寄りに対してはちゃんと譲り合いがある、と。
その記者さん曰く、
仕事には首をかしげることが多いけど、
民度は高いので、
街にいてもとても気分がいいと。
日本では無関心や不寛容が最近目につきますが、
それがいい場合もありますが、
やっぱりあまり温かみを感じない。
社会や他人に対する考え方が少し違うのかな、
なんて思います。
text by 赤様
ニュースでラーケーションという言葉を聞いた。
ワーケーションと似た響きだが、
ワーケーションはWORKに由来するのに対し、
ラーケーションはLEARN(=学ぶ)に由来する。
現在、土曜に働くことがある人は、全国に4割ほどいて、
日曜でも3割ほどいるらしい。
そういう親を持つ子どもに調査をしたところ、
家族でのお出かけや旅行には、
あまり行けないのが現実なのだそうだ。
なかには、
親の休みに合わせて子どもを休ませて、
旅行をするという家庭もあるそうだ。
そのくらい大目に見てあげて!と僕なんかは思うのだが、
そんな場合、
思い出話しをクラスの友達とする、ということを、
ためらってしまうケースもあるのだとか。
そんな課題を解決しようと、
ラーケーションという制度が愛知県で始まった。
校外で学びになることができれば、
年3回まで平日に休んでも、出席扱いになる。
子ども心を考えれば、
なんとも心温まる制度ではないかと思う。
振り返れば、
僕らが休日にレジャー施設で楽しめるのは、
休日に働いている人たちのおかげで、
それならば、ギブアンドテイクの精神があってもいいでは?
そんな寛容さがほしいと僕には思える。
子どもたちの思い出づくりのために、
全国に広まることを期待したい。
text by 赤様
梅雨や夏の時期。
毎年のように、
各地で豪雨の被害がニュースになります。
災害が起これば、
どんな人でもひとたまりもありません。
着の身着のまま避難をして、
避難所やテントなどでの生活を強いられます。
そんな状況では、
お金なんてなんの意味もなくなります。
どんなに金を持ってても、
自分専用の救助ヘリをチャーターなんて
無理な話しです。
災害が起きたときや避難生活で、
最も負荷のかからない方法って、
何なのでしょうね。
強靭なメンタルの持ち主か、
サバイバルを生き抜く知恵の持ち主か。。。
災害ボランティアを経験した人や、
被災地で生活した人がいたら、
聞いてみたいものです。
個人的には、
人との繋がりが多い人、または繋がる力がある人が、
最も負荷が少なく生きられるような気がするのです。
たとえば、
現実的に東京での災害は、
地震か水害だと思うのですが、
東京で大地震が起きて、
東京中が被災地のようになった場合、
どこに身を寄せますか。
一次的な対処方法は自治体からの発信がありますが、
それ以後の1週間2週間をどう過ごせばいいのか、
どうしたら少しでもストレスを緩和できるのか。
そういう情報ってあまり無いですよね。
だからこそ、協調して凌いでいくことが必要で、
それには、自分が属するコミュニティが
多い方が安心だと思うのですが、いかがでしょうか。
text by 赤様
様々なモノが値上がりしていますね。
自分の生活に関わることですから、
フトコロ具合を考えてしまいますよね。
でも、今日はあえて一歩引いて考えてみます。
今、いろいろ値上がりしている、ということは、
今までは、割りと安定していた、と言ってもいいのかな、
と思います。
それは、様々な業界で多くの人が、
いろいろ苦労してやりくりしていた結果、
安定していたと思うんです。
ニュースを見ていると、
為替や株価や先物取引など様々なものの価格が、
日々変動していて、
これが本当はモノの価格に被さってきていてもおかしくない。
それを、どこかの誰か、割りと多くの方々だと思うのですが、
それをコントロールして、
消費者の生活にあまり影響がない範囲にしていたんだと思うんです。
そうしないと他との価格競争に勝てなかった、
と想像するのです。
今回、
そのコントロールしていた、まるでダムみないな支えが、
一気に決壊したように感じるのです。
原価の値上がりもあると思いますが、
それと同時にやっぱり無理していたところもあると思うので、
そんな歪みが地震のように動いたんじゃないのか、
と思うのです。
なぜ、そんなふうに思ったのかというと、
僕らの子どものころ(昭和50年代)は、
毎年モノの値段が頻繁にあがっていたからです。
一番わかりやすいのは、
JR(当時は国鉄)の初乗り料金。
僕が物心ついたころは、大人が30円でした。
それが40円→50円→60円と毎年のように上がっていき、
いつの日か130円(関東圏)でずっと安定するようになった。
安定期に入ったときに、
僕は「なぜ値上がりしなくなったのだろう?」
と思っていたからです。
モノの値段は、
僕ら生活者からみれば、収入と支出の相関を、
考えなければならないと思うのです。
欧米では、
収入を守るために、
値上がりを容認する方向に進んでいるように感じます。
となると、
日本はどうするんでしょうね?
もしかしたらこの値上げラッシュは、
一時的ではないかもしれませんね。
text by 赤様
今回は、ちょっと難しいが経済の話し。
東急と相鉄線が新線を開業させ、
新横浜を通って直通運転が始まった。
「この新線にどんな意味がありますか」
との問いに答える相鉄関係者の記事を目にした。
そこで言われていたのが、
「人口減少への対策」なのだそうだ。
これまで新しい鉄道が開業する場合、
人口増加での振興住宅地への乗り入れや、
時間短縮や利便性を求めたものがほとんどだった。
だからそのワードが聞きなれない言葉だった。
なんでも、
人口減少でこれ以上の沿線人口の増加はままならず、
それよりも、都心との時間を短縮することにより、
沿線人口の流出を防ぐ狙いがあるのだとか。
遠く離れた地方自治体が
人口減少に苦慮しているのはわかるが、
都心から通勤圏内の沿線がそんな危機感を抱えているとは
全く思わなかった。
この人口減少というワード。
どの業界も今後考えていかねばならない課題だ。
消費者が減る。
経済界にとってとても大きなネガティブ概念だ。
ニュースをみていると、
日本の経済は、ほぼほぼ右肩上がりを想定していて、
現状維持ではやっていけないのか?
という疑問さえ湧いてくる。
人口が減っていくという今後の想定を、
どのくらいしているのだろうか。
ただ新しい軸ができると、
そこに新たなお金の流れができるのも事実。
これからどんな展開になるのか、
ちょっと注目したい。
text by 赤様
Jリーグが誕生してから30年が経ちました。
時の流れははやいですね。
Jリーグが出来るまでは、
日本サッカーリーグ(以下JSL)という
アマチュアのリーグがありました。
今でさえ、大勢の観客が入っていますし、
有名選手も多いですし、
日本代表戦もかなり盛り上がります。
でも当時は、
サッカーもマイナースポーツのひとつにすぎませんでした。
スポーツ新聞の記事は隅の方に小さく、
テレビ放送も全然ありませんでした。
僕は、Jリーグ誕生直前の日本代表戦を、
国立競技場で見ましたが、
1000人もいないんじゃないか、
と思われるほどスタンドはガラッガラでした。
JSLの試合も淋しいかぎりでした。
警告の累積で出場停止になった選手が、
スタンドで応援団と一緒に応援している、
なんて光景もあったそうです。
あのラモスさんも出場停止中にスタンドで応援して、
そこにサンバのリズムを持ち込んだところから、
読売クラブ(現東京ヴェルディ)の応援は
サンバを基調にするようになったとか。
でも、一番僕が印象に残っているのは、
明石家さんまさんです。
どういうキャンペーンを行っても、
競技場にお客さんが来なかったJSLは、
サッカー好きで知られる明石家さんまさんに協力を依頼します。
そして、彼が上半身裸になったポスターをつくります。
頼むさかい、
日本サッカーリーグの選手らに
満員の国立競技場で、プレイさせてやってや。
ファン代表/明石家さんま
というメッセージを添えて。
結果、満員にはなりませんでしたが、
4万人もの観客が国立競技場にかけつけました。
日本にプロのサッカーが根付くのか、
と言われた時期もありましたが、
Jリーグは蓋を開けてみれば、
チケットが手に入らないほどの人気の時期もありました。
この成長曲線はすごいと思います。
当時の川淵チェアマンをはじめとしたサッカー協会の熱量は、
新しいことを始める多くの人の希望になったのではないかと、
思います。
text by 赤様
先日、UTMF(Ultla Trail Mt.Fuji)という
トレイルランニングの大会がありました。
走行距離 165.3km
累積標高 上り合計 7574m / 下り合計 7614m
制限時間 45時間
富士山の周りを走るレースです。
しかも、ほとんどが山を上ったり下ったり。
累積標高というのは、
レース全部で上ったトータルの標高差。
だから富士山2つ分ということになります。
僕も箱根駅伝の5区を走ったことがありますが、
それだって標高差864m。
正月に学生ランナーが上る箱根の坂よりも全然すごいんですよね。
もしかして、日本一過酷?と想像しちゃいますが、
一番過酷なレースはこれではありません。
そのレースに友人が出場しました。
最終的には43時間かかってゴールしたのですが、
43時間も走れます???
当然、歩いてもいい、
いや、疲労で歩かざるを得ないんですが。
いやいや、歩きでいいよ、って言われても、無理ですよね。
実はこのレース、
普通の社会人が結構参加します。
というか、数人のプロ選手をのぞいて、
学生か会社員です。
ランニングのインフルエンサーの女の子なんかも、
大勢走ったりしています。
そんなに走りながら、
月曜には普通に出社して働いてる。
ワケわかりません。
今年は約2400名が参加。
スタートが金曜でレースが約3日間。
さらに受付が木曜なので有給を2日使っちゃう。
たぶん月曜は休めないんでしょうね。
速い人は18時間ほどでゴールするそうですが、
速いとか遅いとか関係なく、
そこに挑戦しようとするところが尊敬です。
山道で泥だらけになり、
まともな食事も摂らず、あまり寝ることもせず、
昼夜走り(歩き)続ける。
全力で、精魂尽きるまで、そんな無茶な事をしながら、
実はそういう彼らが、ゴール後、一番の笑顔をつくり、
めっちゃ幸せそうにしている。
楽しく生きるって、実はそっちの方なんじゃないのかな、
なんて思ったりします。
text by 赤様
あることがきっかけで、
今年から身体のことを考え始めた者が、
社内で数人いる。
糖分の多い飲み物を減らしたり、
野菜ジュースを飲むようになったり。。。
上手く野菜を摂る方法は?と聞いてきた者もいた。
まず、食べるもの、飲むものから見直すのは、
真っ当なこと。
人間の身体は食べたもので出来ているから。
他にも消化や吸収のことなどいろいろあるけど、
まずはできる範囲で行動してみるのが大事。
僕は知識があるわけではないが、
見聞きした少しのことで答えられることは、
惜しまないようにしている。
そんな変化をみていた昨今に、
ちょうど面白い話しを聞く機会をいただいた。
オリンピックで金メダルを獲った
小平さんのお話しだ。
レベルの高いオランダに2年間留学し、
様々な練習を取り入れたが成果が出なかった。
日本に帰ってきて知識人に相談したら、
「それは食生活だ」と言わた。
見直したら半年後から、
世界で敵なしと言われるほど勝ちまくった。
もちろん他の要素も絡んでのことだが、
そのくらい食生活というのは大事らしい。
他にも身体の姿勢が悪いと、
内蔵が圧迫され機能が落ちるから、
いい姿勢でいるのが大事など、
いろいろ教えてくださった。
食生活はついつい自分の好きなものをチョイスしがち。
かく言う僕もそのひとり。
でも、人間の身体は何歳からでも変えられるので、
「今さら」感を捨てて、
少しずつでもやれることをやろう。
なんだかんだ言って、
やっぱり病気にはなりたくないし、
不自由もしたくない。
健康寿命という言葉が浸透してきたが、
それを自分事として考える。
まず、一歩踏み出してみませんか。
text by 赤様
マラソンを走った経験がある人は、
ランナーがどこでキツくなるかがわかっている。
また、応援がすごく力になることも知っている。
だから、マラソンの応援をするなら、
終盤のキツくなったところ。
そんな理由でみんなそこに集まってくる。
東京マラソンの場合は日比谷通り。
30キロを越えた最後の踏ん張りどころ。
特に、御成門から芝公園のあたりは、
エントリーしていないランナーが沿道に溢れ、
他とは違う熱い空間だ。
彼らは応援する楽しさも知っているから、
どんどん盛り上げる。
時には笑っちゃうくらい盛り上げる。
ちょっとしたバカ騒ぎ。
でもそれを見てランナーも気がまぎれたり、
元気をもらったりして、また前へ進む力になる。
自分たちの仲間だけでなく、
見ず知らずのランナーにもエールを送る。
走る者の痛みも苦しみもわかる。
そこを頑張る心境も理解できる。
同じ境遇を味わってるのに、
知ってる人知らぬ人なんて尺度はない。
さらに言えば、速いも遅いも、男も女も、
老いも若きも、国籍も民族も関係ない。
同じランナーとして、エールを送り、
そこで小さな交流が生まれ、
頑張ってる人を見て「俺も頑張ろう」と思う。
励ましたつもりが、応援してる自分も励まされてる。
そんな一期一会を楽しむのだ。
ランニングの世界っていいですよ!
text by 赤様
競歩を見たことがありますか?
どのくらい速いかご存知ですか?
男子のトップ選手の歩く速さは、
20キロを1時間16~18分くらいなので、
女子のマラソン選手より少しだけ遅いくらいです。
だから一般の市民ランナーのほとんどは、
競歩選手にはかないません。
目の前で見たらきっとビックリすると思います。
日本の男子の競歩レベルは世界トップクラスです。
世界ランキングをみると、
上位20位のなかの半分が日本人選手になるほどです。
それなのに全然人気がない。
様々な競技のオリンピック選手が、
自分が金メダルを獲って人気競技にしたい、
という発言をしたりしますが、
強いのと人気があるのは別物なのです。
その選手たちが立ち上がりました。
たくさんのお客さんに見に来てほしい、と。
日夜、選手や元選手がオンラインで集まって、
様々な案を話し合っています。
どうすれば、多くの人が来てくれるのか。
そんなことがわかれば、
人気商売の世界にいる方々は苦労してないですよね。
でも、特筆すべきは、彼らはみんな仲がいいのです。
とても勝負の世界にいるとは思えないほど、
他愛のない話しで盛り上がり、笑いの絶えない愉快な仲間たち。
コアな陸上ファンを釘付けにしているのです。
日本一を決める大会でも、
選手たちで企画して場内実況を行い、
楽しい話題、面白い話題を交えながら、
観衆を楽しませようとしています。
また、連盟の役員のあいだにも、それを許す空気があるのです。
そんな世界に少しでも興味のある方は、
一度見に行くことをオススメします。
ただ難点がありまして、
それは、大会の数が少ないこと。
首都圏で行われる主要大会は、
元日に行われる「元旦競歩」ただ1つしかないことです。
まずは、人の目に触れる数を増やすことが肝心なのかな、
と思います。
青山学院の駅伝選手のように、
「炎の体育会TV」とかに頻繁に呼んでもらえるといいんですけどね。
そんな彼らの取り組みに、
どうかご注目をお願いします!
text by 赤様
「走ったら0キロカロリー」という言葉がある。
市民ランナーのあいだで交わされる言葉だ。
走ったらカロリーが消費されるので、
そのあとたくさん食べても大丈夫だよね、という意味だ。
甘いものや脂っこいものをはじめ、
おいしいものはたくさんある。
好きなものを気兼ねなく食べたい。
数字を気にして少しずつ、ではなく、たくさん食べたい。
人間の自然な願いです。
ただでさえメディアやSNSには、
美味いものの情報があふれている。
食べたい!けれども身体のことも気になる。
そんな状況を解決するひとつの手段として
走るという選択をする人が意外に多い。
食べたいものをたくさん食べたいから走る!
僕の周りにもそういう人がたくさんいる。
かくいう僕も、甘いものが大好きだし、
レースのあとは開放感もあって、たくさん食べる。
最近は、そんな食べること大好き人間に向けて、
「もぐもぐラン」というランニングイベントもある。
美味いものが売ってるお店に向かって
みんなでランニングして、
そのお店で休憩がてらにパクリ!
次の店まで走ってはパクリ!
ランニングが出来て、おいしいものが食べれて、
おまけにカロリー気にならないなんて一石三鳥!
美味いものを食べるにはランニング。
みなさんいかがですか?
text by 赤様
箱根駅伝はこの2年間、
コロナにより沿道での応援自粛が呼び掛けられていた。
それが今回からOKになり、
沿道には多くの観衆がつめかけた。
コロナ前と比べると、
僕の感覚では若干少なく感じたが、
それでも沿道は選手を応援する空気で包まれた。
あのフリーザ様も現れた。
ただ他局のキャラクターなので、
カメラの画角に入らないような中継をする。
テレビ画面ではわからなかったかもしれない。
でもそういう明るい雰囲気は選手に伝播する。
市民マラソンを走った事がある人ならおわかりだろうが、
沿道のいい雰囲気は、必ずランナーを後押しするのだ。
また、観衆がいることによって、
注目されることを喜びに感じる選手も多いはずだ。
大東文化大学の真名子監督は、
「これだけ沿道に人がいるなかで走ることなんてないから!」
と選手を煽った。
こんな貴重な機会を生かさない手はない。
ここで全力を出さずに、いつ出すというのか。
その選手の表情から何かを感じ、
沿道の観衆は、またパワーを送る。
そんな好循環が蘇ったことが、
ファンとしてとても嬉しい正月でした。
text by 赤様
路面電車って、のどかでいい。
この迅速化、効率化が望まれる世の中で、
ゆったりと時間が流れている感じがして、
とても好き。
かといって、生活圏にあるわけではなく、
僕が前回乗ったのは数年前。
来年8月、
宇都宮で路面電車が開業するらしい。
新規開業は、なんと75年ぶりなのだそうだ。
でも高度成長期に、
車線を取ることで交通渋滞の要因とみなされ、
増えてきた車に邪魔者扱いされて、
徐々に姿を消していった背景がある。
一方、
CO2の排出量や老人の免許返納の問題などでも、
徐々に見直されているのだそうだ。
宇都宮のその沿線には大きな工場がいくつかあり、
勤務者にそれでの通勤を推奨している。
また、地域の住民へも
バスやマイカーからの転換を呼びかける。
なんでも富山では、
JRを廃線にした路線を路面電車にしたところがあるそうで、
富山駅でのアクセスや、
既存の路面電車との乗り入れを見直したところ、
廃線するはずのものが、一転黒字化したそうだ。
乗客1人あたりのコストは、
他の交通機関に比べ、
バスや路面電車が安いと以前聞いた事がある。
もしこれが成功すれば、
時代が逆に進むかもしれない。
いやむしろ、
カーボンニュートラルのことを考えると、
ようやく時代が路面電車に追いついたのかもしれない。
text by 赤様
先日、ラリージャパンが行われた。
日本では12年ぶりの開催なのだそうだ。
僕はモータースポーツファンではないので、
詳しいことは、その筋の人に聞いてほしいのだが、
とても気になるシーンがいくつかあったのでそれを紹介する。
週末、その中継を見ていたのだが、
ラリーに出走する車(ラリーカー)に
若葉マークがついているのを見つけた。
ドライバーは、
人間技とは思えぬテクニックの持ち主なはずなのに、
なぜ初心者を匂わせるマークがついているのか?
と不思議に思ったのだ。
聞くところによると、
ドライバーの多くは国際免許を持っている。
しかし、国によっては、
国際免許が発行されない国があるのだという。
その場合、ラリーが開催される国の教習所に行って、
その国の免許を取らなければならず、
免許取りたてのドライバーは、
そのマークが必須なのだとか。
ラリードライバーに若葉マークとは、なんとも微笑ましい。
もうひとつ気になったのは、
ラリーカーが信号待ちをしていたことだ。
ラリーは公道で行われる。
「スペシャルステージ」と呼ばれる区間で
タイムトライアルを行い、
その速さで順位を競う。
ただ、スペシャルステージの間には、
リエゾンと呼ばれる移動区間があり、
その区間もちゃんと走らないと完走したことにはならない。
そのリエゾンは、
その国の交通法規を守らなければならず、
一般車と一緒に街中を走るのだ。
そこには信号待ちもあれば、渋滞にハマることもある。
ついアクセルを踏み過ぎてスピード違反になることも、
ラリーで傷ついて車両不整備で警察に止められることも、
過去にあったのだという。
そんな逸話を聞くと、なんだか滑稽で、
ちょっと親近感が湧いてきた。
次回は現場で見てみたいと思うようになった。
text by 赤様
マラソン大会が戻ってきました。
これまではコロナ禍で、
多くの大会が中止や延期を余儀なくされていました。
経済活動を取り戻そうという空気のなか、
ようやく大会開催も関係者の理解を得られ、
復活の兆しをみせています。
でもひとつ困った現象が現れています。
参加者の伸び悩みです。
どの大会も、なんとか大会を復活させようと、
多くのスタッフが尽力しています。
コロナ前よりも「感染対策」という、
とても重い任務がひとつ増えました。
その障壁をクリアして、
ようやく開催にこぎ着けたところの参加者減。
やるせない思いをしているスタッフの、
ガッカリ感が容易に想像できます。
そんな状況をみた、
あの川内優輝さんが立ち上がりました。
自らSNS上でアンケートを行うなど、
理由の調査を行いました。
それには10000人もの声が集まり、
大きな話題になりました。
それをみたランニング系ウェブサイトが
インターネットを使って詳細な調査を行うと、
3万人を超える回答が集まりました。
コロナ禍では、開催を表明していた大会が、
感染対策の難しさや関係者の理解を得られず、
やむなく中止に追い込まれるケースが相次ぎました。
それを経験したランナーが、
トラウマのように申込みをひかえていたことも
アンケートで浮かびあがりました。
また感染対策が運営側の負担になり、
参加料が値上がりしたことも、
もうひとつの要因であることがわかりました。
この問題は早々に解決できる事柄ではありません。
ですが、大会開催のために、
何か負の要素を取り除こうとした川内優輝さんらは、
コロナ最盛期のままだった
大会実施のガイダンスの改訂を訴えました。
統轄する陸上競技連盟がこれに反応し、
すぐにその改訂を行いました。
そんな背景もあって、
大会を開きたい関係者の意思が、
徐々に現れはじめています。
ランニング好きのみなさん、
再び走りだしませんか。
text by 赤様
電話をしながら、
ペンで幾何学模様を描いたりする人っていますよね?
実は僕もそうなのですが。(汗)
あれって、半分無意識なような気がするのですが、
どう思いますか?
と言っても、同じような事をする人にしか、
この思いはわからないでしょうけど。
週末に、
子どもがぬり絵をするコーナーに僕はいたのです。
一心不乱に色を塗っている子どもたちを見ていました。
あの集中力はどこからくるんでしょうね。
ペンで塗る、という作業って
なんか本能のような気がするのです。
そういえば、僕も描きだすと止まらない方でした。
大人が疲れるほど、子どもがたくさん遊ぶのは、
身体を活性化させて抵抗力免疫力などを身につける
本能的な作業なのかな、
という気がしていて。。。
それに似た作業で、
あの集中力は、
継続的に何かを処理する能力を育む作業のような
気がするのです。
勝手な推測ですが。。。
冷めた目で見ると、
ぬり絵は、大人が子どもをおとなしくさせる道具、
と言えなくもないですが、
一途に何かに集中する子どもはかわいいです。
そんな子どもたちを見て、
思考を巡らせていた週末でした。
text by 赤様
エリザベス女王。
フルネームは、
エリザベス・アレクサンドラ・メアリーと言うそうだ。
先日お亡くなりになり、大きなニュースになった。
96歳と高齢ながら最近まで公務を続けていた。
若い頃から「国のために尽くす」と発言したり、
大戦中は皇族の待遇を捨て、
一般人と同じように訓練を受け軍に従事した。
そんなことがテレビで紹介されていて、
その熱さと芯の強さに驚いた。
個人的な意見だが、イギリスという国は、
ロックを発展させたり、サッカーを普及させたりと、
めちゃくちゃエネルギー溢れる印象がある。
かつてはフーリガンと呼ばれるサッカーファンがいて、
世界のどこまででも、
愛するチームを追いかけて行く熱狂ぶりだった。
今でもワールドカップが開かれると、
一番多い来訪者はイギリス人と言われている。
そのイギリスのサッカーの応援歌には、
女王陛下を崇める歌詞まであるのも面白い。
愛され方もすごいなと思ってしまう。
僕が女王陛下で最も印象に残っているのは、
ロンドンオリンピックの開会式。
ジェームスポンドが宮殿に女王を迎えに行き、
上空を飛ぶヘリコプターからスタジアムへダイブするシーン。
あれは、センセーショナルだった。
日本ではできないでしょうね。
過去のオリンピックと比べても、
一番印象に残ってる開会式だ。
その出演交渉のとき、
女王はすぐにOKを出したのだとか。
エンターテイナー的な思考もお持ちで、
女王の求心力は、
そんなところにも現れている気がした。
text by 赤様
夏休みを利用して海外に行った友人がいた。
これまでは、帰国便に乗る前の72時間以内に
検査を受けて陰性を得る必要があった。
陽性になると予定の便では帰国できなくなる。
旅行者は、休みをフルに使って
ギリギリまで旅をしている人が多い。
帰国後にはすぐに仕事が待っていて、
それに穴をあけるわけにはいかない。
だから彼らは是が非でも陰性がほしいのだ。
祈るような気持ちで結果を待つのだという。
なにしろ、海外ではマスクをしていない人が多く、
自分に症状がなくても、
うつされているのでは?と疑心暗鬼になる。
もうヒヤヒヤものである。
旅行中に感染した人がこんなことを話していた。
規定の期間自主隔離をして、それが明けた日にすぐに検査をした。
検査場によって、結果が出るまでの時間が違うので、
すぐに結果が出るところで行った。
検査後すぐに帰国便の予約をした。
結果が出る数時間後に帰国便があったのだそうだ。
しかし、また陽性判定で、予約を次の日に変更した。
次の日、また陽性で、さらに翌日に変更した、、、
というのを繰り返し、
5日目でようやく帰国便に乗れたのだと。
その人は会社員ではないので、
会社から怒られることはないが、
それでも仕事に支障が出たことは言うまでもなく。。。
制度もだんだんゆるやかになるようだが、
それでもコロナ前とは比べものにならないほど、不自由だ。
いつになったら気兼ねなく海外に行けるのか。
感染症って酷ですね。
text by 赤様
市立船橋高校の「市船ソウル」が話題になりましたね。
これは同校の吹奏楽をやっていた子が作曲した曲の名前です。
残念ながらその子は若くして亡くなってしまったのですが、
その曲をスタンドで演奏したところ、
不思議と得点する機会が多く、
チャンスの時の応援曲として定着したのだそうです。
市立船橋高校は、この夏久しぶりの出場で、
なおかつこの曲が出来てから初めての甲子園ということもあり、
マスコミでも取り上げられました。
実は、市立船橋高校のように、
独自の応援曲を持っている学校は意外に多いのですが、
そのことはあまり知られていません。
学校によっては何曲も応援曲を持っていて、
それを聞きたいというファンもいます。
SNSでは、曲名や歌詞、動画、
その学校のレパートリーなどがシェアされていて、
応援だけでも楽しめる情報がたくさんあがっています。
また、それとは別に吹奏楽そのものにも
注目している人たちもいます。
甲子園の常連校には、
習志野高校や大阪桐蔭高校、愛工大名電高校など、
吹奏楽の全国大会で上位に入る学校も多くあります。
そういうファンは、スタンドでも吹奏楽の近くに席をとり、
大迫力の演奏を堪能しているようです。
あの広い球場に響き渡る音量ですから、
それはすごい迫力だと思います。
数年前には、甲子園の常連校同士でホールを貸し切り、
応援曲の演奏会を行ったほどの人気ぶり。
大会が100年も続けば、
様々な文化が付随して発展しているのがよくわかります。
応援に限らずSNSでは、
ファン同士で様々な情報がやりとりされています。
でも、マスコミで報道するのはホントにごく一部。
SNSは様々な面を見せてくれるので、
スポーツ観戦でも
欠かす事のできないものとなっているのです。
text by 赤様
日本時間16日から世界陸上が始まります。
選手の活躍はもちろん注目ですが、
今回はMCの織田裕二さんにも僕は注目しています。
1997年から始めて25年。今回が見納めになるからです。
織田さんは、以前は陸上が嫌いだったそうです。
学生時代はテニスをやっていて、
走るっていうのは、それぞれの競技の練習の要素じゃないか!
と思っていたそうです。
それに、陸上って才能がある人の集まりでしょ!
とも。
でも、走りの技術を磨かなきゃ戦えないことを知ったり、
また、選手個々にも様々なストーリーがあることを発見して、
のめり込んでいったのだそうです。
中継を多くの人に見てもらうには、
陸上を知らない人にも
その魅力を伝えなければなりません。
でも、未経験だからこそ、様々な発見があり、
未経験だからこそ、陸上を知らない側からの言葉が出せる。
だから多くの共感を得られたのだと思うのです。
中継が25年も続いたのは、
そうした織田さんの貢献度が
とても大きいんじゃないでしょうか。
日本陸上競技連盟は、
彼を表彰すべきだと僕は思います。
陸上=織田裕二と思っている一般の人も、
少なくないかもしれません。
本当にお疲れ様でした。
さて、気が早いですが、
ポスト織田裕二は誰なんでしょう。
おそらく俳優かタレントだと思うのです。
武井壮さんや綾野剛さんが、
陸上をやられてたのは有名な話しですが、
でも、前述の理由から、
僕は違う人物じゃないかなと思っています。
陸上経験のない人。
自分の言葉で陸上を語れる人。
やっぱり好奇心旺盛な人。
そんなところが人選のポイントのような気がします。
さて誰になるでしょう?
次の世界陸上までのお楽しみですね。
text by 赤様
先日、全日本大学駅伝の予選が行われた。
それを勝ち抜くと、11月の全国大会に出場できる。
愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までを、
テレビ朝日系で放送される駅伝だ。
大学駅伝というと、
箱根駅伝を想像する人がほとんどだろう。
正月なのでテレビ視聴者数も多く、
プロモーションにもお金をかけていて、
そのやり方もとても上手い。
日本テレビは秋ごろから何度も事前番組を放送し、
スポーツニュースでも一年を通じて選手の動向を追っていて、
その力の入れようが伺える。
でも、箱根は実は関東の地方大会なのだ。
全日本大学駅伝は、コースは違えど、
上位を占める大学がだいたい箱根と変わらない。
それなのに、注目度に雲泥の差があるのは、
やっぱりおかしいのである。
地方大会の人気が、全国大会を上回ってしまっている
という珍現象。
ならば全国大会を応援しようと、
ここに記すことにした。
冒頭に紹介したその予選は、ライブ配信された。
その配信は明らかにテレビ番組のクオリティで、
実況やインタビューは
テレビ朝日のアナウンサーが務めていた。
それなら録画放送かBS局でもいいので、
テレビの電波を使って放送したらどうだろう?
と思えるのだ。
でも過ぎたことだ。それは来年に期待しよう。
さて、11月に放送される全日本大学駅伝。
この大会の面白さは、
後半まで順位が目まぐるしく変わるところである。
前半でほぼほぼ順位が見えてくる箱根駅伝と違い、
ハラハラドキドキの展開が最後まで見逃せない。
全8区間のなかで、
最後の7区、8区の距離が長く、
そこにエース級の選手を持ってくる大学が多く、
まさに手に汗握るクライマックス。
先行逃げ切りの箱根駅伝に対し、
逆転に次ぐ逆転の全日本と言っても過言ではない。
中継時間はちょっと長いが、
もし面白い駅伝を見たいなら、
ぜひともオススメする。
text by 赤様
8階のオフィスまで、毎朝、階段で上がってます。
エレベータに乗れば一瞬ですし、
乗りたくない理由があるわけではないのです。
身体を動かす機会を増やしたいのと、
これだけ長い階段って、
身の回りでもなかなか無いので、
使わないのがもったいないと思ったのです。
実は、僕も腰が重い方で、
習慣を定着させるまでかなり苦労します。
そういう場合は、
毎日の歯磨きのように、
日常のなかに取り込んでしまう方が
最もラクなんじゃないかと思ってます。
そうして始めて2年くらいが経ちました。
でも上には上がいて、
僕は朝だけ使うのですが、
弊社のTさんは毎回上り下りする度に階段を使っているようで、
頭が下がります。
朝の階段は違うフロアの他社の方々も多く、
みなさんも何か目的があるのでしょう。
たまたま、朝に階段の手前で同僚に会うと、
僕と一緒に上ろうとする人がこれまで何人もいました。
「俺もやったるでぇ」という心意気が見え隠れします。
重い腰を上げるのはしんどいです。
習慣化するならなおさらです。
でも、いろいろやってみたなかで、
その秘訣はなにかな?と考えたところ、
「誰かと一緒にやる」か「日常のなかに組み込む」か、
だと僕は思います。
偉い先生は言います。
何歳からでも身体は変えられる、と。
でも、
「重い腰を上げる方法」の方が知りたい、
というのが僕らのホンネなのかもしれませんね。汗
text by 赤様
スポーツが好きなので、
ほぼ毎日スポーツのニュースを見ています。
見ないとなんだか気持ち悪いですし、
気になって寝れないです。苦笑
平日なら、
報道ステーション、NEWS 23、news zero、
などを見ています。
好きな人なら理解してもらえると思うのですが、
スポーツ好きは、スポーツニュースの「はしご」をするのです。
特に贔屓(ひいき)のチームや選手が勝ったりすると、
何度もそのニュースを見て悦に至るのです。
だから、スポーツ好きは、
各テレビ局のスポーツニュースの時間が
インプットされているのです。
友人知人に聞いてみると、
みんな同じことをしていました。
そんな事を考えていたら、
フツフツと疑問が湧いてきました。
なんで、スポーツのニュースは、
ニュース番組の中にあるんだろう。。。
関係者に聞いたワケでもなく、
何かで調べたワケでもないですが、
いろいろ考えての僕の想像は、
ニュースだけだと視聴率が獲れないから、
というところに行きつきました。
スポーツを扱うことで数字を上げよう、
という予想です。
あの日経新聞にもスポーツ欄があるように、
スポーツはニュースの一部と捉えられていますが、
スポーツ報道なんてものは、
あまり生活には必要ないものです。
(↑スポーツ好きにあるまじき発言。大汗)
でもテレビ局としては、
数字が獲れるコンテンツとして、欠かすことはできない。
ただ、目ぼしいスポーツが無い日というのもあるので、
独立した番組にはできない。
ニュース番組で扱えば、
尺の長短も変えられるし、
大事件のような時間がたっぷり必要なときには、
スポーツコーナーを潰せばいい。
そんな緩衝材的な扱いができて、
使い勝手がいいのでは?と想像するのですが、
いかがでしょうか。
どなたか、意見を聞かせてください。
真意は全くわかりませんが。。。
text by 赤様
すっかりネット通販全盛の時代になりました。
でも、ネットでは買いにくいモノってありますよね。
パソコンやスマホの画面だけでは、
判断できないものが。。。
たとえば衣類。
色、素材、サイズ感。
見て、触って、身に着けて、、、。
そうしないと使えるかどうかわからない。
好みだけじゃなく、
似合う、似合わない、という問題もある。
靴だってそうだし、意外とそういうものってあるのです。
だから、実際に商品を見てみたい。
実物を確認してから買おうと、
お見せに行ってみるワケです。
でも昨今の情勢は小売店に厳しい。
戻らないインバウンド、
ウクライナ情勢、
中国のゼロコロナ政策、
それに伴った円高、物価高。。。
その他、感染対策や脱現金化、
レジの無人化も一般的になってきて、
小売店には受難な時だと容易に推測できます。
お見せに行こうとすれば、
店舗の数が減っていたり、売り場面積が縮小していたり。
シャッターを下ろした建物が、
今や東京でも多いことに気づきます。
さらに、
ピーク時を外すとお客さんも少なかったり。
混んでる街も鬱陶しいですが、
閑散としてるのもどうかと思いますよね。
そういえば、
買い物って誰かと一緒に連れだって、
「これっていいよね」
なんて言いあったりするのが楽しかったりしますよね。
そうした楽しみも縮小していくのでしょうか。
text by 赤様
佐々木朗希投手が完全試合を達成しました。
次の登板日にも、あわや2週連続か、という好投でした。
完全試合は28年ぶりというレアな出来事。
オリンピックの金メダル以上に貴重な機会です。
そんなシーンを見てみたい!
そう思う方々がいるかもしれませんが、
これはなかなか楽しめないんじゃないかと
僕は思うのです。
一般的に、
野球をみに行って楽しいのは、
ヒットを打った!ホームランを打った!得点が入った!
というシーンがあるから盛り上がると思うのです。
でも完全試合というのはその逆で、
ヒットもホームランも出ません。
そう、完全試合はつまらない試合なんです。
観戦に行ったら、
応援しているチームが守備をしている時には、
トイレに行ったり、球場グルメを買いに行く時間ですよね?
ピッチャーを見に来た、という人ならともかく、
注目する人が多くないんです。
そういうところを逃さないようにしているのは、
僕らのような野球オタクくらいなんです。
3イニング目くらいに、
「あれ?朗希、打たれてないね!」と気づくのです。
「投球数どのくらい?」
「まだ期待するのは早いけどね~」
というような会話から始まるのです。
そして6イニング目くらいからソワソワしはじめ、
7イニング目くらいに、
「あれあれ?これマジであるんじゃない?」
「まだボール、キレてるよ!」
と、だんだんドキドキしていきます。
野球オタクではない人が、
周囲からの噂で「え?そうなの?」と気づくのは、
この頃からです。
8イニング目くらいで、
「まだ球速落ちてないね!」
「バッター全然タイミング合ってないよね!」
9イニング目には、
相手チームの応援に来た野球オタクまで、
「ちょっと悔しいけど、がんばれ朗希!」と言い始めます。
球場全体が異様な雰囲気。
そんな雰囲気は、なかなか味わえません。
ヒットやホームランが出ないのをつまらない、
と思うかもしれませんが、
それを「もしかして?」と思えるのも野球の楽しみ方のひとつです。
そして、そういう9イニングの積み重ねを得ているから、
完全試合のその瞬間に感動するのではないでしょうか。
野球の楽しみ方ってたくさんあるんですよ!
text by 赤様
ヤロスラワ・マフチクという人がいます。
僕が注目している陸上選手のひとりです。
彼女は東京五輪の走高跳で銅メダルを獲りました。
ウクライナの人です。
ロシアがウクライナに侵攻して、
多くの人が戦火に巻き込まれています。
アーティストや文化人、スポーツ選手も例外ではありません。
マフチクは空爆が始まると、
自宅から地下施設に避難。
とても大会やトレーニングのことを
考えられる状況ではなかったそうです。
街が攻撃を受けるなか、
室内陸上の世界選手権に出場。
車でベオグラードまで2000kmの距離を3日かけて移動し、
その大会で優勝しました。
空爆の戦闘機に怯え、
銃を持った兵士から隠れ、
そんな極限状態のなかで、
ベストパフォーマンスを発揮するとは、
どういうことなのでしょうか。
当たり前だったことが当たり前ではなくなること、
生活が滞ることは、
辛うじて想像できます。
しかし戦争の悲惨なところは、
秩序がなくなること。
剣や銃を上回るルールは無くなってしまいます。
何かのバランスが崩れれば、人が人を疑い、
銃口を突きつけられれば冤罪を着せられる。
そんな状態にならないように、
早い終結を祈るばかりです。
text by 赤様
前々から予想されていたことではありますが、
各スポーツ競技団体の予算が減っているそうです。
東京オリンピックは自国開催だからと、
各団体に多くのスポンサーがつきました。
それで強化費が捻出でき、好成績の要因にもなりました。
ですが、今年はそのスポンサーが離れていき、
どの競技団体も苦労しているのだと聞きました。
大きな大会でメダルを獲ると、
選手がもらえる報奨金の額も、
今年は軒並みガタ落ちだそうです。
最近のオリンピックで好成績をあげて、
世間からの注目を集めた競技は、
メディアの露出度が増えました。
その勢いを上手く使っている競技もありますが、
そうではない競技もあります。
やり方が上手い団体は、
SNSや動画配信などを駆使して、
低予算ながら、その認知度アップを着々と進めています。
SNS時代ならではと思うのは、
その競技のファンやインフルエンサーが熱を持っていて、
周りから競技を盛り上げていっている事例があることです。
これからは、
その差が徐々に出てくるんじゃないかと思うのです。
さらに言えば、
認知度に対してのライバルは、
もはや他競技ではなく、他の娯楽です。
そこも意識しなければなりません。
競技間で連携してしまうのも一案だと思います。
今、コロナによって試合が行われていない競技、
何も手を打ててない競技がちょっと心配です。
text by 赤様
15回目を迎えた東京マラソン。
世界記録を持つエリウド・キプチョゲ選手が優勝した。
彼は日本のことを「マラソンが好きな国」と形容する。
世界中を見渡しても、
こんなに多くの大会があり、
ランナーが多い国も珍しいのだろう。
東京マラソンが行われるようになって、
日本ではランニング人口が大幅に増えた。
賑わいのある都内の中心部でも
ランナーを目にするようになった。
「この世界をランニングワールドにしましょう」と
普段から口にするキプチョゲ選手。
来日してから大会までの間、
おそらく多くの市民ランナーとすれ違ったに違いない。
そんな市民ランナーを見て彼はどう思ったのか、
ぜひとも聞いてみたい。
ランナーが増えたことで、
ここ数年変化していることがある。
テレビ中継では、トップランナーの勝負を伝えているが、
最近のマラソンの注目点は、
実はそこだけではなくなってきている。
ランニングのインフルエンサーが注目を集め、
陸上競技を観戦しないランナーにとっては、
そちらの方がアイドルなのである。
とても近い存在を意識しているので、
気軽に写真撮影に応じ、
多くのマラソン大会に顔を出す。
時には楽しい企画を披露し、
ランナーの心を鷲掴みにしている。
沿道からの声援に必ず応えるのは、
トップ選手にはないことだ。
決してテレビには映らないが、
YouTubeやInstagramを見渡すと、
そんな投稿が山ほどある。
今後、マラソンを楽しくしていくのは、
彼らではないのかと思えるほど。
バイタリティ溢れる彼らの活動を、
見逃さない手はないと思う。
text by 赤様
「無駄なくらい歩いた方がいいですよ」
と僕は思ってます。
というのも、
以前見たNHKスペシャルで、
人間の身体の仕組みのことを解説していました。
そのなかで、
病気で入院している患者さんは、
歩くことができなくなると、回復力が劇的に下がる
と言っていました。
歩くことができないと、
筋肉や神経などの運動機能だけでなく、
消化器、循環器など生命維持のシステムが
活性化しなくなる、と仰っていました。
身体の健康を考える場合、
栄養を摂取する方だけに目がいきがちですが、
その栄養を生かすシステムも重要なわけで、
ちゃんと機能するようにしていかないといけない、
ということなのでしょう。
この年末年始、弊社は親睦企画があって、
歩くことが注目されました。
僕は身体を動かすことが好きですし、
動かせない場合、逆にそれがストレスになる方です。
でも、それをキッカケに万歩計をチェックするようになって、
ランニングする日と、普段の日との差が、
こんなにも大きいのかと気づけました。
普段の日が全然動けてない(汗)
ちょっと驚いてます。
俯瞰してバランスが取れればいいとは思いますが、
僕にとっては老いて歩けなくなるのが最も怖い。
だから、いい気づきが得られたと、
ちょっとニンマリしています。(笑)
text by 赤様
僕のランニング仲間には主婦が何人もいます。
子どもが大きくなって
手がかからなくなった主婦の人たちを見ていて、
面白いなと感じています。
どの人もとてもパワフルで、
その言動や行動に驚いています。
子どもの個性や人数にもよりますが、
だいたい子育て期間が20数年くらい。
家庭を維持するために遮二無二がんばってきて、
そんな生活から解放されたんでしょうね。
みなさんイキイキとしています。
おしゃべりは止まらないのや、
ちょっと図々しいのは容易に想像できますよね(失礼)
僕の周囲にいる人たちは、それだけにとどまらず、
有名選手がコーチで来てくれたら
真っ先にサインもらいに行き、
恥じらいなく写真を一緒に撮ってもらい、
気づけばTシャツがサインだらけ。笑
「私、あまり詳しくないのよ~」
と言いながら、
新しいシューズやアイテムはほぼほぼ知ってたり、
様々なランニングイベントに顔を出してたり、
ついには、
陸上競技の公式審判の資格まで取ってしまう人まで。。。
箱根駅伝を走る選手のことなら
我が子のように知ってる。
もう立派なマニアです。汗
お金もそこそこある。
なんてったって時間がたっぷりある。
注目イベントがあれば、
日本全国どこへでも馳せ参じます。
その存在感たるや。。。
あ、今日はこれくらいにしておきましょう。大汗
このように、
彼女らが、日本の経済活動にかなり貢献していることは、
見逃せない事実です。
縮小している業界が多い昨今、
貴重な存在なのだということを、認識しておくべきでしょうね。
text by 赤様
日本の選挙制度では、
メディアに出る人に対して、
いずれかの候補者のことだけを話題にしてはいけないらしく、
偏りのある報道はダメなんだそうです。
だからテレビを見ていると、
ある党だけの政策言うのではなく、
全部の党の政策を紹介したりしています。
日本人は、
世間で大っぴらに政治や政策の話しをしない傾向がありますが、
政治が良くならないと思われているのは、
一般の人が日常的に政治の話しをしないから、
という意見を聞いたことがあります。
それに対して海外では、
そうしたことが日常的で、
高校生でも友人同士でそんな話しをよくするそうです。
そういう事を聞くと、
やっぱり日本の選挙制度ってどうなの?と思うのです。
僕らの日常はメディアの影響を多く受けています。
ならば、日本のメディアもどんどん候補者を語るべきなのでは、
と思うのです。
当然、そこには贔屓が発生してしまうかもしれません。
ある候補者には不利になってしまうかもしれません。
でも、焦点は候補者がどうか、ではなく、
世間が自分事として関心を持つことが、
今は大事なのでしょう。
選挙に行こう!というキャンペーンは、
以前よりかなり聞こえてきていますが、
そろそろ第二段階として、
考えることを促す段階にきているのでは?
と思うのですが、いかがでしょうか。
text by 赤様
オリンピックは、
マイナーな競技のアピールの場だと思っています。
野球やサッカーなどの一部のメジャーな競技なら、
オリンピックがなくても、
世間に見てもらう機会はたくさんあります。
でも、マイナー競技は、
オリンピックで映してもらわないかぎり、
世間に認知してもらうチャンスは、あまりありません。
勝ち進めば、メダルの期待が高まり、
ジワジワと話題になり、
放送の予定が入ります。
選手がイケメンだったり、キャラクターが良ければ、
それに輪をかけることでしょう。
かつてのフェンシングも、カーリングも、
今回のスケートボードも、
そうして日の目を見てきました。
国技である柔道でさえ、
オリンピックでしか見たことがない人がほとんどでしょう。
選手はたいへんかもしれないですが、
もっと自分の競技が盛り上がってほしいと、
多くの選手が思っていますから、
試合後のインタビューや、
早朝、深夜のマスコミ対応も積極的に応じています。
でも、中継を見ていて思ったことがひとつあります。
アナウンサーの横で喋る解説者の人選は、
重要だなと思ったのです。
マイナー競技は、コアな視聴者も興味津々な人もごくわずか。
だから、解説されてルールがわかっても、
重要なのはそこじゃないと思うのです。
一般の人(=概ねファンじゃない人)が中継を見る理由は、
自分の国の選手がメダルをとって感動することか、
見ていておもしろい、楽しいと思うかどうか、だと思うのです。
そこを大事にすることが好印象になり、
「今度、見てみようかな」と、
思わせるのではないでしょうか。
コアなファンが少ないからマイナー競技なのであり、
一般の人たちにどれだけ見てもらえるかに
今後がかかっているのです。
選手の活躍はもちろんですが、
解説者の人柄や盛り上げも、
その競技の将来を背負っていると思うのです。
text by 赤様
選手村の各部屋にあったエアコン。
日本で行われるオリンピックで、
協賛も日本の企業がついているので当然のように日本製でした。
リモコンの表記も日本語だけで、
「これでは操作がわからない!」
と来日した選手がとった手段が、さすがと思いました。
リモコンの写真を撮って、
自分の国の言葉で「誰か教えて!」と
SNSに投稿しました。
数々の拡散ののち、
日本の一般の人の目に触れて、
ある人が画像のボタンの横に文字を入れて送り返しました。
検索すれば他国語でも調べられる時代ですが、
そんな行為が小さな国際交流になってるな、
とちょっと微笑ましい出来事でした。
また、おにぎりでも同じようなことがありました。
おにぎり自体が馴染みのない国も多いでしょう。
そんななか、ある白人(おそらく欧米の人)の記者が、
コンビニのおにぎりの画像をSNSに投稿し、
「これってどうやって食べるの?」とヘルプを出しました。
それを見た人たちから様々な返事が届きました。
自ら手本を見せる動画を送ったり、
絵で解説を書いて送る人がいたり、
各手順を写真にして送ってくる人がいたり。
ホントみんな親切ですよね。
これこそ「おもてなし」じゃん!なんて思ったりもしましたが、
この発信元の記者は、
それらのやり方に倣って、再び動画をアップして、
教え手の期待に応えたのでした。
この通じてる感。楽しかったです。
そのほか、
原発の風評被害がなくなってほしいという思いがあったのでしょうか。
福島の新鮮な桃をメディアの人たちに配り、
おいしさや安心感を知ってもらおうとしていた
アメリカ在住の日本人記者がいたり。
日本のコンビニのアイスクリームが美味いと、
毎日違う種類を食べては、
その写真と感想を報告するシンガポールの記者がいたり。
ともに、日本人からのリアクションもよく、
小さくではありますが、密かに盛り上がっておりました。
文化の違いが面白いと思う僕にとっては、
こんな国際交流もいいなと思ったシーンでした。
text by 赤様
「wethe15」という取り組みを知っていますか?
実に、世界の15%の人々が、
何らかの障害を抱えているのだそうです。
この"WeThe15"は、
障害者を代表して史上最大規模の人権運動を展開し、
障がい者に対する差別をなくすことを目指しているのだそうです。
パラリンピックが始まりました。
その女子マラソンに出場する選手で、
道下美里さんという人がいます。
彼女は視覚障害者の世界記録を持っています。
絆と言われる50センチほどのロープを使い、
練習も試合も伴走者と走ります。
福岡に住む道下さんの場合、
地元で伴走してくれるメンバーがだいたい10人くらいいます。
チーム道下と呼ばれています。
伴走者は
様々な職業を持った人たちで、都合もバラバラ。
それぞれのメンバーが日によって交代で伴走を務めます。
大会は全国あちこちで開かれるので、
遠征先での伴走やサポートも含めると
協力してくれる人が100人ちかくにもなるのだそうです。
年齢は20代から70代まで、
市民ランナーの人もいれば、実業団で活躍している人もいます。
それをみて、僕は沸々と疑問がわいてきました。
どうしてそんなに協力者がいるのだろう?と。
ときどき、すごく人望がある人がいますよね。
なぜ、人が集まるのだろう?
そんなことを考えたことはありませんか?
道下さんを取材した様々な記事を見て思ったのは、
彼女は抜群に明るいこと。
ホントに周囲をパッと明るくするくらいの笑顔と華やかさがあります。
そうなんですよね。
楽しく生きたいと思う人は、
そういう人の元に集まるんですよね。
もうひとつの理由は、
みんな、自分の夢を彼女に託してるんですよね。
彼らにとって、道下さんは希望なんです。
彼女が練習を重ねてパラリンピックで金メダルと獲る。
その過程で自分が役立つのなら、惜しみなく協力する。
そういうことじゃないかな、と思うのです。
彼女がメディアに登場したら、
ぜひとも注目してみてください。
きっと応援したくなると思います。
text by 赤様
気がつけば、
オリンピック前の僕の最後のブログになります。
開幕まであと14日。
もしコロナが無かったら、
オリンピックの事をたくさん書こうと思って、
いろいろ話題を考えていましたが、
とてもとても、そういう状況ではありませんでした。
オリンピックが開かれることに賛否両論あるでしょうけど、
ここまできて全く触れないのも自分らしくないので、
その話題を書こうと思います。
本来なら、
街にはスポーツ選手の広告が増え、
協賛企業でなくても
スポーツにまつわるキャンペーンなどを展開する時期にきています。
様々なところでお祭り的な雰囲気になるはずでしたが、
そんなものはどこへやら。。。
いろんな豆知識や過去の名場面を、
TVはたくさん企画していただろうし、
外国から観戦客もやってこないし。。。
そう考えると、もう1年延期して、
もっと落ち着いたなかで開催できたらなあ、
なんて思います。
以前聞いたことがあるのは、
オリンピックの盛り上がりは、
サッカーワールドカップとは比べものにならないと、
どなたかがTVで仰っていました。
そんな盛り上がりを味わってみたかったです。
また、僕自身、
密かにやろうとしていた事もできそうにありません。
外国人観戦客とのピンバッジの交換や、
選手村に入る前の選手が事前合宿地で行う交流会も、
叶いそうにありません。
(ウチの近所にイギリスチームが、
世田谷区にアメリカチームがやってくるのですが・・・)
世界的にこんな状況なので、
いつものようなパフォーマンスができない選手もいて、
競技は番狂わせが多いような気がしています。
感染対策で選手も制約を強いられながらの大会ですが、
ベストなパフォーマンスが出せることを祈りたいです。
さて、ネガティブな事ばかり書いたので、
最後はワクワクする話題で締めましょう。
開会式が近づくと必ず話題になる聖火ランナーの最終走者。
ちょっと予想してみませんか?
僕の予想は浅田真央さんかな。
TVやCMにも多数登場し、
何よりも華があるしみんなから愛されている、という理由です。
でも彼女は冬のオリンピックの人なので、
もし夏の人を選ぶのなら、田村亮子さんかな、
とも思ってます。
みなさんは、どなただと思いますか?
せめてオリンピックの期間中くらいは、
明るい話題で盛り上がれるといいですね。
text by 赤様
このコロナ禍で、
自分も周囲も感染していないのに、
情報だけで負荷がかかっている方々もいると思います。
コロナ疲れと言われるものですね。
連日発表される感染者数。
それに対する予防や対策。
テレビは毎日同じことを繰り返しているように見えてしまいます。
いのちに関わることなので気がかりですよね。
だから、自分で出来る対策は行っていくことは当然として。
それでも自分ではどうにもならない事もあり、
それに神経を使ってしまうのは、
かえって心の健康に良くないと思うのです。
そんな情報を知って気持ちが凹むくらいなら、
知らない方がラクなのに、って僕は思うのです。
情報を統制しませんか、と思うのです。
昔、見たドラマで、
「知らん権利」という台詞がありました。
知る権利があるのなら、
知らん権利というものがあってもいいだろう
という考え方です。
自分にとって必要以上の情報は無視しましょう。
身体が健康でも、
心が病んでいたら元も子もないです。
ノイズを消せるか、消せないか。
いつでも変わらず笑顔でいる人って、
そういうことが出来ている気がします。
text by 赤様
面倒なことってイヤですよね。
面倒なことをやろう、と言うと、
この人なに言ってるんだ、と思われるでしょうね。
でも振り返ると、
趣味って、興味ない人からしたら、
面倒なことだらけだと思うのです。
音楽が好きな人が、
ライブのチケットを買うのに、
朝の10時から電話をかけまくったり
(↑ひと昔前の話しですが)。
食べ歩きが好きな人が、
有名店の前で何時間も並んだり。
関心がない人にとっては、やりたくない事ばかり。
ホント無駄の極みです。
でも、それが日々の潤いになったり、
他人と繋がったり、
時に幸せをもたらしたりもするのだと思います。
趣味ってそんな面倒が面白味に変わるのです。
この多様化の時代に、
誰もが驚く知識量があれば、
それがひとつの仕事になることもある。
SNSを使って会社のPRを活性化したいときに、
オタクをひとり雇えばいい、
という事さえ言われている時代です。
お節介を承知で言いますと、
僕の周りの人たちで、
趣味がない人って、
だいたい面倒くさがり屋が多い気がします。
面倒なことのなかに、もし耐性があるものが見つかれば、
もしかしたら、その方向にあなたの趣向があるのでは?
とも思えます。
「努力は夢中に勝てない」と言います。
一心不乱に何かに夢中になってる子どもが、
いろいろな事を物語っているような気がしてなりません。
面倒はできれば避けて通りたいですが、
でも、これを追求すると面白いかも!と、
そこに何かがあることに気付けることも、
大事なのではないかと思うのです。
text by 赤様
SDGs が声高に叫ばれています。
サスティナブル(持続可能)という観点は、
この取り組みの中心を成すもので、
地球環境に負荷をかけないことをいかに進めていけるかが、
問われています。
さて、みなさん、欲しいモノってありますか?
学生の頃にモノの良さを理解しはじめ、
稼ぐようになったら、
「いいもの」を買って長く使おう、
と思った人は多いと思います。
時計とかカメラとかステレオとか、
高級バッグとか楽器とか車とかバイクとか。。。
でも、パソコンをはじめとした電子機器って、
なぜ接続部分がどんどん変わるのでしょうか。
物質的に十分動くのに、
ソフトウェアのバージョンの違いで使えなくなるマシン。
もったいないじゃん!
コンスタントに買い替えなければならないのって、
持続させていく事とは違うと思いませんか。
自宅に使えなくなったコード類がたまっているのは、
僕だけではないと思うのです。
現代なら、それは当たり前の部類に入るのでしょう。
技術の進歩が効率を良くするのは重々承知しております。
でも、それが地球環境を守るという観点からみて、
おかしいと思うのですが、いかがでしょうか。
SDGsの18番目(現状では17番までしかないので)に、
そんな項目をつくりませんか。
text by 赤様
聞くところによると、
3月は史上最も暖かい3月だったそうですね。
桜も記録的な早さで開花しました。
寒さが苦手な僕にとっては、
とってもありがたいことでした。
そういえば、
この冬は風邪をひきませんでした。
いつもの年なら、
軽く前触れ的な症状があったり
熱っぽい日があったりするのですが、
そうなることもほぼありませんでした。
単に暖冬だったから。。。
それもあると思いますが、
何よりも違ったのは、
着る服の基準を変えたからではないかと思ってます。
これまでは、
天気予報の予想気温で服を選んでいました。
数字を見ては寒いのはイヤだ、と思う毎日でした。
それを、体温を逃がさない、という考えに変えたのです。
実際に着るものがガラッと変わったワケではないですが、
脱ぐタイミング、着るタイミング、
あとは3つの首を冷やさない、
ということに気をつかいました。
他にも発見もありました。
このコロナ禍でも、僕は競技場に行く機会が多く、
そこで求められる検温履歴の提出のために
毎日検温をしています。
発見というのはその数字で、
日によっても時間によっても体温は常に変動していて
また、身体の部位によっても違うんだな、
という気づきがありました。
ちなみに自分では平熱と感じていても、
36.6度の日もあれば35.9度の日もあり、
0.7度も違いがあるのは驚きでした。
おそらくこれが気温に比例しない
「暑さ」「寒さ」の感じ方なのかな、
と推測しているのですが、どうでしょうか。
夏野菜や根野菜は、
身体を冷やしたり、温めたりすると言われますが、
こうしたことがどれだけ影響しているのか、
いろいろ検証してみると面白いかもしれないな、
と思える昨今です。
text by 赤様
ニンビズムという言葉をご存知ですか?
NIMBY-ismとは、Not in My Back Yard、
「それが必要なのはわかるが、ウチの裏にするのはやめてくれ」
の頭文字からとった言葉です。
社会的に必要な施設だけど、
自分の家の近所にあったらイヤ、という意味です。
たとえば、
廃棄物処理場とか騒音がする工場とかが、
自分の家の近くにあったらイヤですよね。
よくわかります。僕も同じです。
でも、一方で保育園を利用したい人たちは煽りを食っています。
保育園が足らないと言われて久しいですが、
建設しようとすると、
周囲に反対されてつくれないケースが多いのだそうです。
東日本大震災から10年が経ちました。
福島の原発の廃炉作業は、
当初の予定よりもさらに年月がかかるそうです。
たいへんな状況を知らせるニュースを見ると、
なぜあんな厄介なものをつくったのかと思ってしまいます。
原発なんていらないですよね。
そもそも核燃料の処分場とか、
決まってないことがたくさんあるのに、
どうするつもりだったのでしょうか。
でも、聞くところによると、
日本は他と比べて、こういう話しがなかなか進まない、
と偉い先生が仰っていました。
たとえば、東京の都心に原発があったら、、、
というくらいの事がないと、
各々が自分事とは捉えないのでしょうかね。
そろそろ社会で共通の問題というのは、
新しい解決の仕方を探っていった方がいいのでは?
という気がします。
text by 赤様
マラソンの日本記録が塗り替えられた。
日本のマラソンは世界で3番目のレベルを誇る。
1位ケニアや2位エチオピアを懸命に追うものの、
この3強は他を大きく引き離している。
毎年埼玉県で開かれるハーフマラソンがある。
そこには箱根駅伝の常連校の選手がこぞって出場する。
ある年、その大会を視察したアメリカのランニング関係者が、
63分を切って大量にゴールする選手を見て、
あまりのレベルの高さに驚いたそうだ。
アメリカではそんなタイムでゴールする選手は、
年間で数人ほどしかいないのだと。
レベルの高さとは何だろう。
人口の多さなのか。
歴史の長さなのか。
人気なのか。。。
人口で言うなら、
たとえばサッカーの競技人口が最も多い国は、
アメリカである。
でもアメリカの成績はとても強豪と言えるものではない。
歴史の長さを考えても、
以前、強豪と言われた国がそうではなくなった例はたくさんある。
サッカーW杯の初代王者はウルグアイである。
人気はどうなのか。
日本がオリンピックで最もメダルを獲得している競技は、
体操である。
でも体操が日本で人気競技だと思っている人が、
どのくらいいるのだろうか。
ならば、どんな理由があるのだろう。
そんな思考を巡らせていると、
あるスポーツライターさんが
卓球の愛ちゃんに以前取材したときのことをラジオで語っていた。
中国ではスマッシュの種類を表す言葉が
30種類くらいあるのだそうだ、と。
彼女は、世界最高レベルを誇る中国のリーグで
戦っていた経験がある。
多くの練習を積み重ね、細かい精度を磨く毎日。
そのなかで微妙な部分を修正するために、
その違いを表わす言葉が必要になる。
スポーツをはじめ、どんな文化にも、
専門用語やニュアンスを伝える言葉がある。
微妙な違いに気づき、
レベルアップのために指導者や同僚と共有するには、
言葉が不可欠なのだ。
アバウトな言い方かもしれないが、
「文化の量」みたいなものが言葉に現れているのではないだろうか。
見分けるカギがそこにある気がしてならない。
text by 赤様
先日、イチローが智辯和歌山高校で指導を行った。
智辯和歌山高校といえば、
甲子園の常連校で多くのプロ選手を輩出している。
イチローは、日本のトップレベルの高校生を指導したい
という要望があり、
わずか3日間だが、それが実現した。
高校生はスーパースターの来校に胸を躍らせ、
ここぞとばかりに質問を浴びせた。
イチローは技術面からメンタル面にいたるまで、
丁寧に彼らの質問に答えていた。
ノックでエラーをすると、
当人だけでなくチームみんなでジャンプを20回する、
という罰ゲームがある。
最初はそれを不思議そうに見ていたイチローだったが、
自身がエラーしたときには真っ先にそれを始め、
高校生がそれに呼応するという微笑ましい場面もあった。
僕が印象に残ったのは、
イチローから彼らに送った励ましの言葉。
最終日の練習が終わり、
花束をもらってお別れをする場面だ。
日本的な慣例なら、
偉い人の訓示のようになる事がよくある光景だが、
イチローから出た言葉は、
「ちゃんとやってよ」という、ごく短い一言だった。
なぜそんな言葉なんですか?
とマスコミが問うと、彼はこんなことを言った。
「その一言で、この3日間のことを彼らは思い出すんです」
だから〇〇をすべきみたいな、
ダラダラ長い言葉は必要ないのだと。
なるほど!と思った。
長い説教じみた常套句なんて、かえって印象に残りにくい。
確かに学生のころ、
先生の蘊蓄(うんちく)ある言葉なんてほとんど覚えていないのは、
僕だけではないと思うのだが、どうだろうか。
そんなところまで自分事として考えていることに、
彼の思慮深さを感じた。
text by 赤様
1月17日で、
阪神大震災から26年が経った。
僕は震災の2か月後に現地に行く機会があって、
その町を歩いたのだが、
青いビニールシートばかりの風景を実際にみて、
あまりに酷すぎて何も言葉が出なかった。
と同時に、
僕らは、こういう地殻変動があるところに生きている
ということを自覚した。
僕らが生活しているところに地震がやってくるのではなく、
地震が起こるところに僕らが住んでいるということ。
あとさきを逆転してはいけないような気がした。
僕らが生活しやすくなっているこの場所は、
誰かが整えてくれたものだ。
建物の耐震性も、
大雨の洪水対策も、
災害が起こりそうと警告してくれるシステムも。
経済システムが整うまでは、
人間は自ら食べ物を育て、狩りをし、
暮らす場所を作らなければならなかった。
今、コロナ禍で感じることは、
医療や環境やインフラなどは、
人間が暮らしやすくするために先人が整えてきたものだ。
安心できる社会が最初からあったのではなく、
整えたのだ。
今一度、整う前に遡って、
このコロナ禍という逆境を
再考しなければならないような気がした。
text by 赤様
先日行われた箱根駅伝。
ファンではなくてもテレビで見る方々が大勢いるほど、
もうすっかり正月の一部となっている。
今回はこんな状況のなか、感染防止対策のために、
沿道で応援することの自粛が以前から呼びかけられていた。
「応援したいから応援にいかない」
というキャッチコピーを用意する異例の展開。
TVCMも作り、過去の箱根駅伝の有名選手を起用し、
いつにない告知をした。
その結果、
観衆は昨年の121万人から18万人にと、85%減と発表された。
だがテレビ画面では、
観衆が多いと思えるところもあった。
近所の人や興味本位の人たちが集まり、
群がっていたのだろうか。
それでは感染リスクが高まり、
関係者の努力が水の泡になる可能性があることを、
わかっていたのだろうか。
一方で、
運営側は蜜を避けるために、関係者へ通達を出していた。
関わる人は最小限にとどめるようにと。
それによって、
出場校のチームメイトや選手の家族や恩師が
現地で応援できないという、
見るべき人が見られない状況が生まれた。
運営側は、
「市民の方たちが生活している場所(道路)を一時的にお借りして開催しているので、
あまり強い事は言えない」
という趣旨の発信をしていた。
しかし、そのあり方は一考の余地があるように思えた。
「見れた者が勝ち」という現象が成立してしまうのは、
とても心が痛いことだ。
できればこうした状況が、今後起こらないことを願いたい。
text by 赤様
以前テレビでザッピングしているとき、
フランスの高校生が話していたことをふと思い出した。
フランスの高校では哲学の授業があり、
その学力を図る全国試験もあるそうだ。
日本では、大学で選択しないと、
まず哲学の授業なんて受ける機会がない。
過去の偉い思想家の言葉が、
お笑いのネタやファッションのように扱われているのを何度か目にして、
なぜ日本では、哲学や思想を学ばないのだろう、
という思いがあった。
先日、それを学ぶ理由が書かれた文章に触れる機会があって、
なるほど、と腑に落ちた。
そもそも哲学や思想がなぜ必要なのか。
それは固定観念の破り方を学ぶためなのだ。
固定観念はみんなが信じていて、
信じていることすら意識しないほど常識化しているから、
何が固定観念だということすらわからない。
思想家は、それを見破って新しい考え方を示してくれる。
だから重要なものなのだ。
たとえば「鉱物資源は国家の根幹」と言われる。
確かに鉱物資源を持てない国は、
産業の発展に苦労し国家の力が低下する。
でも、この理解には固定観念が潜んでいる。
エネルギーが乏しくても、
世界に存在感を示す元気な国はたくさんある。
経済成長は右肩上がりでなければならないというのは、
本当なのか?
経済が横這いでも、普通にみんなが生活していける社会というのは、
本当に作れないのか?
浪費中心の社会でなくても、
経済が循環するような構造って出来ないのだろうか?
固定観念を破り、誰も気づけなかった考え方を提示して、
その手法を学ぶために、
また社会に新しい価値を気付かせるために、
哲学は参考になるのだ。
政治に一貫性がなかったり、
自分の意見を持っていないと言われたり、
ひとつのニュースに寄ってたかって騒いだりする、
という特徴が日本人にはあるように思うのだが、
それは、こういう事を学ぶ機会がないから、なんて気がするのだ。
text by 赤様
来年に延期されたオリンピック・パラリンピック。
既に海外から来日している選手がいる。
南スーダンから来た5人の陸上選手とコーチ。
国内が内戦のため情勢が不安定で、
その難を逃れるため11月に来日。
今は前橋に滞在し合宿をしている。
本来ならこの夏に開かれるはずだった、
オリンピック・パラリンピックに出場し、
帰国するはずだった。
しかしコロナの影響で延期になり、
1年滞在が延びた。
そんな彼らの状況が何度か報道されると、
ふるさと納税で賛同者が増えた。
他にも、日本各地から支援の申し出があった。
この7月には、前橋市が来年の夏まで支援を継続すると、公式に発表した。
今後の滞在費はふるさと納税を中心に、
引き続き支援を募る必要はあるが、
後ろ盾が出来たことを考えると、彼らの安心感は計り知れない。
月日を重ねて、彼らは少しずつ日本語を覚えてきていて、
地域の方々と交流も増えた。
日本の生活にも馴染みつつあるようだ。
選手である以上、練習環境も試合出場も大切だ。
コロナ禍ではかなわなかった大会出場だったが、
7月には県の大会に出場できる機会があった。
先日も「国公立大学対抗」という、
大学生のための大会にご厚意で出場できるという幸運もあった。
遠く離れた異国で、
彼らを支えようとする輪が出来ていることが素晴らしい。
こんな交流、
もっと広がってもいいと思う。
text by 赤様
マラソン大会の中止の波が止まりません。
コロナの感染拡大防止の対策をとったスポーツが
徐々に再開されていますが、
マラソンはその流れに乗れずにいます。
同じように道路を使って開催する駅伝も、
開催の目途がなかなか立たない状況です。
10月には箱根駅伝の予選会が立川で行われますが、
自衛隊の駐屯地の中だけで行うという異例の措置になりました。
入場口を設ける事が出来ないロードレースでは、
沿道の観戦者のコロナのコントロールをすることが難しい。
また、観戦者を誘導する係員も、蜜状態が懸念されるなど、
様々な問題があるようです。
そんな状況を見かねた愛好者たちが、
独自にマラソン大会を計画中とのうわさを聞きました。
自動車レースを開催するサーキットを貸し切るのだそうです。
それなら、入場者の制限が出来て、
なおかつ、沿道の係員も必要ない。
なるほど good idea!
やっぱり、やる気のある人は、
どうすれば出来るのかを考えていますね。
マラソン大会の多くは、自治体が主催です。
その自治体がコロナに抗って積極的に大会を開こうとするとは、
到底思えません。
いつも新しい波を起こすのは、
やる気のある人たちの熱さと、取り組む物事への愛情です。
この閉塞感を打破していくのは、
そういう意思に尽きるのではないでしょうか。
text by 赤様
「オリンピックはできないでしょう」
という意見をよく耳にします。
でも一方で、
「オリンピックはやったほうがいい」
という意見も最近になって聞くようになりました。
コロナの感染者数が増えてきているなか、
これはどういうことなんでしょう。
スポーツの多くの大会が中止になっていますが、
やる気のある主催者側からは、
開催するときの安全管理の基準をもっと高くしてほしい、
という要望が多いそうです。
どういうことかと言うと、
より難易度の高い対策をすることにより、
「ここまでやってます」という説得力が欲しいのだそうです。
そんなイベントの最上位に位置するものがオリンピックで、
そこでの対策やノウハウが蓄積できれば、
それが広く様々なところで生かせるだろう、
ということらしいのです。
withコロナの状況下でのソリューションを、
資本や人手や英知が注がれるオリンピックを使って構築しよう
というのが狙いなのでしょうね。
また一方で、
各国の交流や、人の往来が減ってしまっている状況も
無視できない懸念材料です。
経済的な結びつきや、文化的な交流は、
国際間での友好の基となるもので、
貿易も観光もそれに影響されています。
少し飛躍しますが、戦争が起こらない方法論として、
スポーツと科学と文化の3つが国を越えて繋がっているときは、
最悪の状態にはならないんだそうです。
それを当てはめてみると、
今の状況が危ういと言えなくもないのだとか。。。
オリンピックを準備するということは、
そうした新しい社会のモデルづくりも担っている。
そう考えると、
簡単に否定するのは、好機を逃してしまうのかもしれません。
text by 赤様
「コロナのワクチン開発は日本では難しい」
先日そう言うことを聞きました。
技術立国の日本で、それはウソでしょう?と思うのですが、
どうやら技術的な問題ではなさそうです。
薬は、臨床試験を経ないと認められませんが、
その被験者が1万人ほど必要なのだそうで、
発症している患者数が足りないのがその真意のようです。
アメリカでは、
コロナのワクチン開発のために、
ボランティアを募集しているそうです。
その臨床試験のために、
ボランティアに被験者になってもらうためです。
ワクチンを投与された後、
100%感染する環境に身を置くのだそうで、
なんか、これって非人道的なんじゃないか
と思ってしまいます。
でも、ノーベル賞受賞者をはじめ多くの科学者が、
その趣旨に賛同していて、
正当な実験と認識されているのです。
そういう世界なんですね。知らなかった。。。
驚くのは、そのボランティアの募集に、
なんと3万人以上が応募しているそうで、
ホントに信じられません。
被験者が足らないが故に、
「協力してもらえませんか?」と言われてたら、
どうしますか?
ちょっと躊躇しますよね?
text by 赤様
2020年7月24日20:00。
本来なら、
この時刻に東京オリンピックの開会式が始まる、、、はずでした。
スポーツの世界では「たられば」は言ってはいけないのですが、
この非常時ではどうしようもありません。
1年後でも開催されるかどうかは不透明で、
オリンピックがなければ生きている意味がない
とまで思っている僕には気が気でなりません。
いや、僕のことは置いといて、、、
最も苦痛な思いでいるのは、他ならぬ選手だと思います。
審判、競技役員、コーチ、トレーナー、マネージャー、医師、
ボランティア、通訳、マスコミ、スポンサーサプライヤー、国賓公賓などなど、
選手や観客以外にも、
世界中からやってくる人は大勢います。
たとえ日本国内が落ち着いたとしても、
どうなるかわかりません。
また、
アフリカなど医療体制が十分ではない地域の状況が芳しくないと、
そこからの者の入国をどうするのか、
入国後2週間はどこかに隔離するのか、
などなど課題は山積です。
こんな状況になるとは、
半年前までは誰も想像していませんでしたよね。
社会の様々な事柄が急激に変わり、
数か月先も見通せない今日では、
1年後を想像することはとても難しい。
でも、スポーツだけでなく、音楽や芸術など、そういうものは、
人に夢や希望や感動をもたらしてくれるものであり、
また、そういうものに真摯に取り組む人を、
僕は放っておけないのです。
難しい状況が続きますが、
そういう人たちを応援していきたいと僕は思います。
text by 赤様
蒸し暑い季節がやってきました。
マスクはちょっとつらいですね。
むかしむかし、欧州では、
仮面をつけて催しに参加する風習があり、
様々な仮面が作られました。
マスクに馴染みがなかった欧州の人々が、
このコロナを機に身につけはじめましたが、
彫が深く鼻が高い顔を覆うようなマスク姿を見ると、
僕はその仮面を想像してしまいます。
そのうち、それを逆手にとって、
仮面のように魅せるマスクが登場するのではと、
密かに思っています。
オペラ座などのお土産に、
なんてことにならないとも限らない。
日本でもこれだけマスク生活が続くと、
そういうモノが市場に出てくるだろうな、と想像しています。
あ、もう出てきてますかね???
東急ハンズやドン・キホーテのバラエティグッズ売り場が、
マスクだらけにならないかなと、
ちょっと期待しているのです。
そんな販促に対する根性は、
得意ですよね。この国は。
なぜそんなことを思うのかというと、
やはりあの色やカタチが、
極めて無機質で実用性重視だからです。
絆創膏だって、様々な柄がありますよね。
いろいろデザインが描かれて、
ささやかながらも明るい雰囲気を漂わせる。
そういうのも悪くないと思うのです。
マスクという縛りがあるのだから、
せめてそれくらいのゆとりを持ちたいものです。
text by 赤様
先日、ブルーインパルスが都心の上空を飛びました。
数日後、全国で夜空に一斉に花火が打ち上がりました。
どちらもコロナの最前線で戦っている医療従事者に、
感謝と敬意を伝える事が趣旨ですが、
それとともに、stay home で単調な日々を過ごしている僕らにも、
笑顔をもたらしてくれるものになりました。
特に、花火の取り組みは、
なんか、これだけでドラマになりそうだな、
と思いました。
全国で相次いで大会が中止になるなか、
若手の花火師たち11人が中心となって、
こんな状況で花火で何か出来ないかと企画されました。
花火師の粋な取り組みです。
4月上旬からテレビ会議などで話し合いがもたれ、
その意志に賛同する者がどんどん増えていく。
その数、47都道府県で160以上。
すごい経緯です。
ブルーインパルスにも花火にも、共通するのは、
空を使った取り組みであったことと、
人々に上を向かせたことで、
僕はこれに感心しました。
マンガやドラマでよくあるシーンですが、
登場人物が自身の気分を上げることだったり、
新たな事に取り組もうとするときに、
上を向いてセリフを言うことがあります。
これは、自身の気持ちを切り替えて、
次に進むことの象徴のような気がするのです。
また、空は誰もが見ることができ、
多少距離があっても対象を探せます。
機器の違いやインフラなどに制限されません。
そう考えると、素晴らしい媒体とも言えます。
ワクチンや治療方法の確立には、
まだまだ時間がかかります。
でも、それに屈することなく、
上を向いて、顔を上げて過ごすことは意識したいですね。
text by 赤様
このコロナ禍で、思うように練習ができず、
暇を持て余したり、
社会に貢献しようと意気込むスポーツ選手が、
インスタグラムなどのライブ配信をしたり、
Youtubeで動画を配信したりしています。
ゴールデンとは名ばかりの大型連休に、
僕もそうしたコンテンツを何度も見ましたが、
未経験だけどやってみようと、この機会に発信する側になった者が、
急速に増えた気がします。
一方で、
社会人がテレワークになったり、
学生が自宅で授業を受けることにより、
多くの人たちがオンライン会議アプリを使う機会が増えました。
仕事や授業だけでなく、
身体を動かす講習会や、
挙句の果てに飲み会までもがオンライン。
stay home の名のもと、
見る人が限定されてはいるものの、
誰もが自分の顔をオンライン上に載せる時代がやってきたのか、
と少し驚いています。
以前は、公共の電波に出ることが大騒ぎだった人々が、
今ではパソコンの向こう側の誰かに向かって、
「俺、映ってないよ!」
と不具合の文句を言う光景だってあるのです。
人はこうやって、
人前に顔を晒す事に慣れていくのでしょうか。
外に出ればマスクで顔を隠しているのが対照的で、
なんだか可笑しいです。笑
コロナウィルスがもたらした、もうひとつの産物は、
もしかしたら恥ずかしさの基準の変化かもしれませんね。
text by 赤様
先日発表された、電通「日本の広告費」によると、
ネット広告の規模がテレビ広告を上回ったのだそうだ。
僕の友人にも、
テレビをほとんど見ない人や、
テレビを捨ててしまった人など、
必要性を感じない人が少なからずいる。
でも、それらの人が、
映像系のコンテンツを全く見ないかというと、
そうではなく、
ネット配信や動画サイトは見るという。
見たい時に見れる時間や場所を問わないことや、
家具のような大きな画面は必要ない、
という意見はとても理解できる。
でも僕が気にしているのは、
テレビじゃなくても楽しいコンテンツを、
独自に生み出せるようになってきたということだ。
有名人が自ら企画したものを配信し、
評判を呼んでいるのをみると、とても面白い。
よく芸能人の話しで、
楽屋や飲み屋の光景が最も面白いというのは、
もう関係者でなくても知っていて、
それをコンテンツ化されると、
ちょっと反則技とも思えたりする。
また一般人でも、
独自に面白いことをどんどん追求していく人が増え、
お金や人をかけなくても、
楽しいことを提供できることを理解し始めたのだと思う。
それに対してテレビは、
多くの人が関わりすぎていて、
企画が公約数的なところにおさまって、
カドが取れてしまったのだろうか。
それとも、
マスになり過ぎたために、
多くの人のウケを狙った結果、
無難なものになってしまったのだろうか。
同じような時間帯には、
違う放送局が同じような番組をたてているのも、
あながち違わないと思われる。
多様化が進むことはいいことだ。
だが学校や職場で、
「昨日のあの番組見た?」という会話は、
数年後には、もしかしたら無くなるのかもしれない。
text by 赤様
オリンピックは延期になりました。
このところの情勢をみると、
そうせざるを得ないでしょう。
IOCも組織委員会も、
通常開催を目指して動いていたようですが、
ご存知の通りになりました。
でも、ひとつだけ良かったなと思うことがありました。
それは、放送や商業などの利権を持つ者からの力や、
政治の力が発端ではなかったことです。
選手やそれを束ねる組織からの意見が主流となり、
大きなウネリになったのです。
僕が調べた範疇では、下記の通りです。
3月21日 アメリカ水泳連盟と陸上競技連盟が延期を求める
同日 ブラジル五輪委員会も延期を要請
22日 ジャマイカ五輪委員会がボイコットを表明
23日 カナダ五輪委員会が選手を送らないと表明
同日 オーストラリア五輪委員会が同国選手向けに
「来年に向けて準備するように」と声明を発表
24日 ノルウェー五輪委員会が選手を送らないと表明
同日 アメリカ体操連盟が選手に調査をして62%が延期に賛同
と、堰を切ったような勢いでした。
そして24日の夜、延期の決定がくだされます。
決定としては、異例と言ってもいい早さだと思います。
多くの選手の要求が通ったカタチですが、
選手みんなが喜んだかというと、
そうではないと僕は思っています。
命の危険もある今のこの状況で、
誰もが試合も練習もやりたくはない。
しかし、それと同時に、
リスクを抱えていたと思うのです。
既にコンディションを合わせにかかっていたのを止めたり、
選考会を勝ち抜いた選手は、
その出場権が無効になってしまうかもしれないという不安だったり、
延期がいつになるのかわからないという不安だったり・・・。
選手それぞれの立場によって、
葛藤があったと思うのです。
延期決定後、JOC会長の山下泰裕さんが会見されていました。
彼はモスクワオリンピックのボイコットの時に、
涙ながらに無念さを訴えていました。
それだけに、今回の如何ともし難い気持ちが読み取れました。
そんな選手の気持ちが理解できる山下さんが、
この時期に会長で良かったと思います。
何かの判断のときには、
きっと選手本位を考慮してくれるだろうと思うからです。
しかし何より、
現在のこの状況が一刻も早く改善することを願ってやみません。
text by 赤様
今夏のパラリンピックを前に、
その選手を紹介する記事や番組が多く発信されている。
不慮の事故や病気で障害をかかえ、
その後、何かのきっかけでスポーツと出会い、
競技を始め仲間ができ、周囲に支えられて、
笑顔が溢れ、周囲に感謝し。。。
カヌーの瀬立モニカ選手、
マラソンの道下美里選手などなど、
今が「幸せ」と語る選手が何人もいることに驚いた。
五体不満足なところから
練習に練習を重ねて、
普通に生きている僕らのような健常者よりも
遥かに勝る運動能力を獲得していたりする。
その様は、
スーパーが何個もつくくらいのスーパーマンとも言える。
そんな、心の充実と競技の成果を考えると、
人生の成功者とも言えるし、
失礼な言い方かもしれないが、
平凡な健常者よりも満たされているのかもしれないとさえ
思えてくる。
障害をかかえて日々の生活を送ることは、
たいへんなことだ。
周囲の支え無しに普通の生活を送るのが難しい選手も多い。
でも、
障害を乗り越えた逞しさと、
周囲に感謝を忘れない彼らには、
明るい者が多く、
それがまた人をひきつける。
そして、彼らの夢に協力して、
自分もその夢を追いたいという者が集まってくる。
そんな彼らのストーリーに触れると、
学ぶことがとても多く、
自分も頑張らねばと、
いつの間にかパワーをもらっているのである。
text by 赤様
先日、都内で、
東京オリンピックの聖火リレーのリハーサルが行われました。
主役の「火」は、もちろん灯っていないものの、
沿道には観衆がいて、ランナーの前には報道を想定した車もあり、
アンバサダーの石原さとみさんも登場と、
本番を感じさせるものでした。
えっ? 主役は「火」ではなく「ランナー」だって?
ん~~~、確かに。そうとも言えますね。
あっ、これは今後のブログのテーマに出来そうです。
少ししたら、それで書いてみましょうかね。
さて、その聖火の火は、
古代オリンピック発祥の地、ギリシャで採火されます。
3月12日、オリンピアのヘラ神殿跡で、
古代の衣装を着た巫女が、凹面鏡で太陽の光を集めて火をつけます。
文明の利器を使わないところがいいですね。
小学校のときに、
太陽の光を虫めがねで集めて火をつけたのを思い出します。笑
採火の場所や方法は、
これまで、どのオリンピックでも同じやり方をしています。
これをぜひとも見てみたいと僕は思っているのですが、
中継が無い。。。
それどころか、どうやら非公開らしい。残念。。。
巫女がつけた聖火は、
最初の聖火ランナーとなるギリシャの選手アンナ・コラカキさんに渡されます。
彼女はリオデジャネイロオリンピックの射撃の金メダリスト。
その彼女から聖火を受け取る第2走者が野口みずきさん。
アテネオリンピック女子マラソンで
金メダルを獲ったから選ばれたんでしょうね。
その後、1週間かけてギリシャ国内をリレーされ、
3月19日に吉田沙保里さんと野村忠宏さんに渡され、
3月20日に日本にやってきます。
到着する宮城県の自衛隊基地では式典が行われ、
ブルーインパルスが五輪の輪を上空に描くそうです。
これは1964年の開会式の再現ですね。
その後、
全都道府県をまわる聖火リレーがいよいよスタートします。
聖火、見たいですよね。
スケジュールはすでに発表されていますが、
やはりサラリーマンは週末じゃないと難しい。
47都道府県を4か月でまわるには、
1県あたり3日くらいしかありません。
なんとか予定を合わせて見たいところです。
text by 赤様
大きなスポーツの大会には、
企業のスポンサーがつくのはご存知のとおりです。
例えば、オリンピックでは、真っ赤な自動販売機の某飲料メーカーが、
必ずと言っていいほど協賛していますね。
試合会場や関連施設、選手村などでは、
他のメーカーのものは取扱い禁止、
販売機などは一時的に排除されてしまいます。
お客さんは、
そのメーカーの商品しか買い求めることができません。
1991年に東京で世界陸上が行われたときの話しなんですが、
真っ赤な某飲料メーカーが、
オリンピックと同様に世界陸上でも協賛企業でした。
その練習場がある施設は、
僕が以前アルバイトしたことがある施設で、
それが縁で練習場に入らせてもらえました。
そこにあったのが例の真っ赤な自動販売機。
そのボタンが常にお金を入れた状態になっていたんです。
わかりますか?
要するにお金が無くても、
ボタンを押せばいくらでも出てくる!
『あっ、協賛というのは、こういう事なのか!』
と、そのとき初めて知ったんですね。
オリンピックの選手村には、必ず食堂があって、
そこで選手は、
好きな時間に好きな料理を好きなだけ食べられるんです。
夢のような話しですね。
もちろんこれも無料です。
でも、海外の料理って口に合わない。
数日経つと、
これも必ずと言っていいほど協賛している
某Mのマークのハンバーガーを食べ始めるんですって。
で、それも数日で飽きる。
だから炊飯器や簡単に調理できる食品を、
日本から持ち込む選手も多いのだとか。
無料とはいえ、
選手もいろいろやりくりしているんですね。
text by 赤様
9月と10月に大きな台風が上陸し、
あちこちで大きな爪痕を残しました。
天候には逆らえないとはいえ、
できることならこんな事態はご勘弁願いたいところです。
交通機関も多大な影響を受け、
空の便も欠航が相次ぎました。
聞くところによると、
飛行機の機体は台風が近づいている空港には
あまり停めないんだそうで、
違う空港に避難させるんですって。
初めて知りました。
ある空港に避難した飛行機が、
滑走路の脇にズラーッと並んでいる写真が
SNSに載っていました。
なんか飛行機の見本市みたいで面白い光景でしたね。
そして台風一過となった翌日には、
避難していた空港から一斉に飛び立ち、
列を成して飛ぶのだそうです。
でもよく考えると、
飛行機は回送するだけで、
すごい費用と手間がかかりますよね。
電車やバスとは大違いです。
所定の空港に戻るまでは、
該当する便は欠航ってことですし、
回送の費用も航空運賃に乗っかってるんですよね。
飛行機に乗るのは好きだけど、
そういうところはどうなんだろう?って、
ちょっと思ってしまいます。