これより三役 の最近のブログ記事

梅雨だ。

空は重く灰色に覆われ、時折土砂降りの雨が降る。


この時期になるといつも不思議な感覚に包まれる。

特に雷が鳴ると不穏、だがワクワクする。


なぜなら、「雷獣」という妖怪を思い出すから。


雷獣は雷とともに現れ、

空を駆け回り

時には地上に降りてくるという。


私が親しんだ地元の山にも

出現したという話がある。


この妖怪の存在を想像するだけで心が踊る。

梅雨の雷鳴は、単なる自然現象じゃなくて、

雷獣がどこかで息づいている証拠のように感じられる。



raizyu.png

▲ 雷獣

tanuki.png


▲ 都内23区内の自宅敷地内にて撮影


自宅の庭に来ていた謎の動物をセンサーカメラで撮影した。

タヌキであった。


高級そうな犬に見えるが、

皮膚病にかかったタヌキである。

高級そうな犬であって欲しかった。


捕獲は違法となるため、このまま存在確認のみで終わる。

今後のタヌキの身を案じる結果となった。



nezumi.png


▲ 都内23区内の自宅敷地内にて撮影


クマネズミもいた。


鳥獣保護法の対象外ということで、

家人が家を守るべく捕獲する計画を立てている。



neko_chan.png


かわいい

DIC川村記念美術館にて、

【カール・アンドレ 彫刻と詩、その間】を観てきた。


木材・鋼鉄が配置された空間は、

繊細で変化に富んでてイケてた。


作家は、造船工場や石切場があるクインシーの出身。

作品にはクインシーみがあった。


DIC川村記念美術館は、

DIC株式会社が収集してきた美術品を公開する施設。

常設の作品もパワフルな作品が多かった。


館内の庭も広大で見応えがあった。

印象派みたいな庭に白鳥がいてリッチ。


ピクニック気分で行っても楽しめます。



【カール・アンドレ 彫刻と詩、その間】

DIC川村記念美術館

6月30日(日)まで

https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition/

不要となった画材を引き取り、安価で販売するお店を発見した。

日本で唯一の画材のリユース店とのこと。


画材は高価、なおかつ処分するのも大変なものだ。

このお店の取り組みは多くの人に喜ばれているんだろう。


かつて美大生だった頃、

「お金がなくて制作できない」と1000000回ほど悩んだことを思い出した。

学費の工面にも苦労し、バイトを掛け持ちする睡眠不足の日々だった。


いま、なんとかやってる若い人の助けになりたいと思う。


手持ちの画材を整理し、友人たちにも声をかけねば。


https://reartsupply.com/

概念

春爛漫これが本場のお花見かと、

上野恩賜公園の花見の宴を横目で見ながら

友人たちとサイダーを飲んでいた時のこと。


満開の桜を従えた荘厳な仏塔が近くにあった。


洗練されたその姿に畏怖の念すら感じる...

「伝統まじすごい」という感想で一致した。


その後、

飲んでたサイダーが体に良さそうな味がするとかの話題に移ったが、

どうにも気になった。


伝統の概念がない人は、

伝統的な建築物をどう解釈するのか?


四歳児に聞いてみた。


伝統的な建築物=クリスマスツリー型の大きなおうち


四歳児には、とても愉快なものに見えるらしい。



iwa_240522.png


▲ 四歳児作【伝統的な建築物】

(日本とインドの伝統的建築物を参考にして描きました)

笑う姫

老若男女が舞い踊る。

雷鳴のような和太鼓、優美な線を描く扇子、うごめく巨大な龍。


近所に住む気の置けない友人と公園をぶらぶらしていたとき、

野外ステージで踊る人々と突如遭遇した。


この光景は、在住する区で最も大きな祭りの一つ、

実在したお姫さまにちなんだお祭りのものであった。


目の前で繰り広げられていたのは、その公開リハーサルだった。


「堂々と踊ってッ!!!」

牧歌的なBGMが無慈悲にぶつ切れ

演出家と思われる人物の指示が響く。


全く知らなかったが30年以上続いている祭りらしいので

入念な準備がなされているのであろう、

若草の頃のうららかな晴天の下、張り詰める空気。


リハーサルが進むにつれ、

事務的だった鬨の声に気迫が宿る。一糸乱れぬ舞となる。

出演者の小学生は待ち時間にすかさずswitchもこなす。

それぞれが本番に向けて、ハイパフォーマンスを見せていた。


「失敗しても笑ってればいいからッ!!!!」

演出家と思われる人物から金言が飛び出した。

それを聞いて、主人公のお姫さま役の方の固かった表情もニッコリ。


もはや関係者かと言えるほど、

出演者の方々を手に汗握り見守っていた友人と私も、

「いいこというやん」とニッコリ。


この祭りの礎となったお姫さまは、乱世に翻弄された悲運のお姫さまだったらしい。

姫の心中いかばかりか、しかしきっとお姫さまもニッコリ。


猫じゃない

庭に何かきた。


猫ではない。


食跡から察するに

タヌキ、ハクビシン、アライグマか。


大都会TOKYO23区内にある我が家である。

ワイルドな訪問者に驚いた。


有識者曰くTOKYOには、

地下鉄にはエビがいるし、

そのへんのハトをファミチキ感覚でさらっていくタカもいる。

コンクリートの中でも、適者生存・弱肉強食の掟は例外なく働くようだ。


知らないうちに見慣れない生き物と共存していることに突然気づかされる。

江戸時代の人はセルフ伝来してきたハクビシンを妖怪だと思ったらしい。


江戸時代の有識者「あれは妖怪」

江戸時代の市井の人々「納得〜!」


こんなやりとりがあったんだろうと大いなる歴史の流れに思いを馳せる。


庭にきている猫ではないものを妖怪と納得するも一興、

正体を探求していくのもまた一興。


センサーカメラを仕掛け、何がきているか調査することにした。

調査に進展があったらまた報告したいと思います。

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